南の島で
Twitterでどんな話を書いたらいいのかアンケートを取ってみた、2023年。
有難いことに私の人生に興味を持ってくださる方がいるそうで、南の島との出会いを書いてみようと思う。
これは、私が24歳になろうとしていた頃の話だ。
この時の私は、どこをどう見ても依存性の傾向が強すぎて人間としてクズだった。
私は、やりたくないと思ってた水商売に身を置き、依存性を加速させるために働いてたようなもんだった。
買い物依存性
お酒依存性
sex依存性
全てにおいて、正当だ、私は依存性では無い!と訴えられるような職業に付いてしまった。
が、だんだん飽きてきたのかこの仕事も熱意をもてなくなって、″ただ、毎日そこにいるだけ″の面白みのないキャバ嬢になっていた頃だった。
あるキャバ先輩からLINEがきた。
「暇〜?暇でしょ〜?リゾバってやつ行かない?」
なんともまあ、不審なLINE
…先輩に売られるの?って思いながら話を聞いてみた。
「うちの客がリゾバってやつやってるみたいなんだけど、絶対カラダ狙われるから一人で行きたくなくてぇ」
話は掴めた。
整理をすると
先輩はまくら営業したくない
南の島でキャバクラ経営してる人が先輩のお客である
一人で行きたくない理由には、先輩は本命彼氏と妊娠してたから
そもそも南の島ってどこだよ…
てか、あたし関係ねぇ…
いやそもそも、南の島とか戦争のイメージ強すぎて行きたくない…
いくにしても妊婦連れていくとかリスク高すぎ…
ぶっ飛んでんなー
とぶつくさ思っていたのを覚えてる笑
話を聞いてると、交通費は出してくれて寮費も特別にかからなくて、時給も少しだけイロを付けてくれる、と。
まあ、悪くは無い。
ちょうど、私の在籍店舗も改修工事のため、店舗移動しなければならないし。
妊婦のリスク話しても人の話聞かないし、まあなるよーになるだろう。
と思ってこの件を引き受けた。
フライト予定日から10日前。
いよいよ荷造りして準備しないとなーと思ってたらLINEがとても鳴る。
「ゴメン、緊急入院今からするから
南の島行けない」
ええっ!?
どゆこと?
「どーする?1人でも行く?キャンセル入れる?」
いや、相手の都合も考え…いや全然頭まわんない。先方の連絡先聞いてもいい?
「送っとく、まぢゴメン」
ま じ か よ
先輩のお客さんと連絡とってみると、
どうやら先輩の妊娠は知らない
めちゃくちゃ怒ってる
(仕事的にも人としてもお金としても)
そして私が行くか行かないか問いただされてる('_')
住所を見ると沖縄県○○市って書いてある
私、沖縄行ったことないし…タダで行けるならまあいっか。。。
どうせどこで働いても同じだろ、とか思ってしまい、
「私は予定通り行きますね(^-^)」
と、答えてしまった。
ただ、飛行機の乗り方がわからなくて
パスポートいる?とか本気で思ってしまい
空港で待ち合わせ共に南の島に行くことになった。