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テキストエディタ「Cursor」のAIがすごい!

「Cursor」は、プログラマーやクリエイター向けの、AI搭載を搭載した高度なテキストエディタで、AIを活用してコード作成や編集を効率化してくれます。私は普段、開発はローコードのファイルメーカーでしているので、コードを書くことはあまりないのですが、ファイルメーカーの開発にJavaScriptを使うのでVScodeは結構使ってました。Excelのお仕事ではpythonを使いたいなぁと思いながら、納期の関係で慣れているVBAやパワークエリを使用したところ、負荷に耐えきれずフリーズし、データを分けて再実行。なんてことがあるので、pythonサクサク使えたらなぁって思ってました。

そんな、
毎日コードを書くエンジニアでは無く
事務の効率化のためにVBAやRPAやローコードを使っている
ほぼ市民開発者レベルの私に

「Cursor」はめちゃくちゃヒットしました!!!


コメントも仕様書も無いExcelが大変だった話

AIがコードを書くことをアシスタントしてくれるとは聞いていたけど、
これほどとは!!プログラミング初心者がpythonで業務を自動化したいと思い立ったとき、すごくおすすめのテキストエディタだと思いました!!

私が最も重宝しているのは、コメントを自動で入れてくれるところと、コメントを書くと自動でコードを書いてくれるところ。

コメント書くのってめんどくさいじゃないですか。
でもちゃんと入れとかないと後で何をするコードを書いたかわからなくなってしまうし、他の人がコードを見たとき、コードを読み解くだけで時間を奪われてします。

エクセルのお仕事で、仕様書もコメントも何もない、関数やらなんやらをやたら複雑に使いまくっている上、シート数がやたら多いというブックを渡され、「1週間で修正してください」なんて無茶振りだろう!!っていうのを受けたことがあります。

マクロですぐ出来るでしょう??って言われたんですが、

何がどうなっているか分析するだけで

1ヶ月かかるわ!!! (一週間でやりました!)

今ならきっとAIがアシストしてくれるんだろうなぁ。

複雑怪奇な状態になったExcelは、作業担当者が仕事の合間に頑張った、汗と涙の結晶(?)です!ただ、作るだけでいっぱいいっぱいで、仕様書やコメントを残す余裕はないし、作っているときは自分しか使わないと思っていて、後で修正するなんて考えないですもんね。そして、(自分も含め)後から困ったことになるんですね。

あちこちのセルに計算式やなにやらが埋め込まれているExcelに比べると、マクロやpythonやパワークエリなどで自動化されているExcelはメンテナンスが容易です。ですが、きちんと適切なコメントが入っていないと、プログラムを読み解くのにやっぱり時間がかかる。生成AIに解析してもらっても、それなりに時間がかかるのは変わらないです。

「Cursor」がノンプログラマーにも良い理由

「Cursor」は、ファイル名を何をするプログラムなのか分かりやすくつけると、まず名前に合ったコードを書いてくれます。何も指示をしていないのに、「csvインポート.py」という名前をつけると、同じフォルダの中にあるcsvを読み込むコードを次々と書いてくれたんです。
もう、びっくりですよ!!

# csvを読み込みコードを書いてくれました

import pandas as pd
import os
# csvの読み込み 
sales = pd.read_csv('sales.csv') 

コメントを書くと、コード書かなくても次に必要なのはもしかしてこのコードですか?っていっているかのような感じでコードを書いてくれるし、進めていくと、次はこれがしたいですか?と、コメントとコードを書いてくれます。コードと同時にコメントが作成されるんです。すごいです!!

コードを書くのは楽しいけどコメント残すのは面倒くさい、
そんな、私のようなめんどくさがりには大変ありがたいです!

Excelをちょっとpythonで動かしたいとか、
大量のデータだと関数やマクロで処理するのは重くて動かないとか、
でもちょっとしか使わないんで、自分でプログラミング言語をきっちり覚えるほどじゃ無いし、コードの書き方もコメントも、とっても自己流。

「Cursor」はプロのエンジニア向けなんでしょうが、
こういう、内製化をしたいけど、プログラミングの勉強にそれほど時間をとれないという現場担当者にも、すごく便利なテキストエディタだと思います。

#テキスト型だった日付列のデータを参照し、
#年月日、曜日の列を追加したいと指定したら、このコードを書いてくれました。

#--------------------------------------------

# 日付をdatetime型に変換
sales['日付'] = pd.to_datetime(sales['日付'])

# 年月日、曜日の列を追加
sales['年'] = sales['日付'].dt.year

私は数年前までは「メンテナンスが出来ないならpythonでExcelの自動化は考えない方が良い」って言ってたんですが、生成AIが一般的に使われるようになってからは「pythonでExcelの自動化??いいんじゃ無い!」に180度言うこと変わりました。

「Cursor」ってどんなテキストエディタ?

Cursorは、AI技術を活用した次世代のコードエディタです。

特徴

  1. AIアシスタントの統合

    • コードの自動生成、エラー修正、コードベース全体に関する質問ができる機能など、多くの便利な機能が搭載されています。チャットでAIが質問に答えてくれます。

    • VS Codeベース CursorはVisual Studio Codeをベースにしています。VS Codeを愛用していた私はスムーズに移行できした。VS Codeで使用出来たプラグインでCursorでも使える物が結構あります。

  2. 高度なコード補完機能

    • 開発者の意図を推測して、次に書くべきコードを提案します。

    • 特定のフレームワークやライブラリに適応した補完も提供。

  3. リファクタリングのサポート

    • コードの構造を最適化し、読みやすさやメンテナンス性を向上させる提案を行います。

    • 不要なコードの削除や変数名の改善など、品質向上に役立つ機能があります。

  4. 多言語対応

    • Python、JavaScript、Java、C++ など、主要なプログラミング言語をサポートしています。

  5. 直感的なUI

    • シンプルで使いやすいインターフェースを採用。

    • 開発者が必要とする情報やツールにすばやくアクセス可能。

  6. 拡張性

    • プラグインや設定をカスタマイズすることで、自分のワークフローに合わせて最適化できます。

  7. コラボレーション機能

    • チームメンバーとリアルタイムで共同編集が可能。

    • コードレビューやコメント機能を通じて、効率的なチーム作業を実現します。

「Cursor」の利点

  • AIによる支援でコードを書くスピードと正確性が向上。

  • 簡単な操作で複雑なコード作業を自動化。

  • チーム開発における効率的なコミュニケーションをサポート。

想定ユーザー

  • ソフトウェア開発者

  • 学習中のプログラマー

  • プロジェクトマネージャーやチームリーダー(コードレビューや生産性向上のため)

  • プログラミングが少し分かっている、プログラマー以外の仕事をしている現場担当者

「Cursor」は便利!そして、内製化のためにちょっとプログラムを書くぐらいの現場担当者は、無料枠で十分使えるというのも、ありがたいです。

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