私がアイドルになりたい理由
皆さまこんにちは!
アイドル志望の22歳女性、オーディションに書類を送っては落ち送っては落ちを繰り返しているみきです!
思えば初めてオーディションを受けたのは、かれこれ3年前。ラストアイドル2期生のオーディションでした。
まだ未成年だった私は、保護者の同意がないとオーディションを受けることが出来ず、親に「これが最初で最後だから」と土下座をして、ドキドキしながら書類を送ったのを覚えています。(この年の秋にノイミーさんのオーディションが開催され、半年でこの約束を反故にしたのはまた別の話。)
「ラストアイドル」との出会い
当時からゴリゴリの二次オタだった私は、アイドルというものに興味がありませんでした。それ以前に、生きている人間にあまり食指が動きませんでした。(あまり、と書いたのは好きなキャラクターの声優さんのライブには足繁く通っていたからです。)ラストアイドルという番組を知ったのも、深夜アニメを見るためにテレビにかじりついていたからで、本当に偶然でした。
当時大学の寮で生活していた私は、寮の談話室にあるテレビで、友達と見たいアニメの待機をしていました。そんな折りに、出会ってしまったのです。「アイドル」という存在に。そのとき、私は慣れない共同生活や大学の授業で何かと忙しく、完全に疲弊しきっていました。そんな疲れた私に、テレビでたまたま見ただけのアイドルはとても眩しく映りました。スタジオで歌って踊る彼女たちの煌めきは、私の落ちた心を優しく掬ってくれたのです。
「大丈夫、生きててもいいんだよ」
そう言われたような気がしました。
小澤愛実という存在
そんな彼女たちの中で、私が小澤愛実さんを好きになったきっかけは、センターが入れ替わったときの彼女の一言でした。
「頑張りましょ、気不味いけど」
彼女の一言で、会場の雰囲気がかなり柔らかくなったのを覚えています。その言葉を聞いて、なんて心優しい良い子なんだろう。そう思いました。
それと同時に、「この子はとても気にしいなんだな」とも思いました。(今思えば、私は「気にしい」な子が好きなのです。周りの空気に敏感で、つい人の顔色が気になってしまうような、そんな子を見るとどうも応援したくなってしまうようなのです。)
それから、私が小澤愛実さんを「推し」と呼ぶようになるまで、そう時間は掛かりませんでした。
決定打になったのは、彼女がバトルで敗退したことだったように思います。スタジオから去っていく姿や、裏で泣いているところを見て、私も涙を堪えきれませんでした。(隣で一緒に見ていた友達の苦笑いは記憶に新しいです)
「愛実ちゃんがいないラストアイドルなんて……」
そんな絶望の淵にいた私ですが、その絶望はそう長くは続きませんでした。番組が終わってすぐに、公式サイトが誤爆(?)をして小澤愛実さんの新たなアー写が出回ったのです。
既に1組目の2ndユニットがお披露目されていたので、「これは2ndユニットでは?」とSNSは期待で沸き立っていました。皆の推測は当たり、小澤愛実さんは2ndユニットの「シュークリームロケッツ」としてアイドルになりました。
「この子がアイドルという道を選んでくれたのなら、私は応援するしかないだろう」
そんな決意とも言える感情が私の胸を埋めつくしました。
そうして、アニオタ兼ドルオタという今の私の原型が誕生したのでした。
ドルオタ、アイドルを目指す
結論から言いますと、私がアイドルを目指している理由は単純明快です。
「アイドルに人生を救われたから」
これに尽きます。
私が落ち込んでいる時、悲しいことがあった時、忙しくて疲れている時、そんな時アイドルはいつも優しく手を差し伸べてくれるのです。
初めはファンとして応援をしているだけで満たされていました。しかし、次第に「私もこんな人間になりたい」そう思うようになりました。
生きているだけで誰かの人生を救うことが出来る存在。それが「アイドル」だと私は思います。
アイドルから発される言葉や動作、その一つ一つがどこかの誰かの人生を、より豊かにしているのです。
私は日頃から、己の無力さに絶望していました。日々、SNSには悲しいニュースや、目を逸らしたくなるような話が流れ込んできます。今の私一人の力では、到底どうすることも出来ないようなことばかりで、「自分にもっと力があれば……」と、毎日のように嘆いていました。(そんなニュースを見なければいいと言う人もいるでしょうが、私が見なかったからと言って、事実は変わりません。現実を直視しないのは何の解決にもならないただの逃避です。ですので、私は「目を逸らす」という選択肢は絶対にとりません。「自分の周りだけ良ければいい」という生き方はしたくないのです。)
私は誰にも死んで欲しくない。誰にも苦しんで欲しくない。一人でも多くの人が、より健康かつ幸せな人生を送って欲しい。だから、私がアイドルから受け取った「生きてていいんだよ」を、今度は自分がより多くの人に届けたい。
だから私はアイドルになって、より高く、より明るく、少しでも多くの人に届くような場所で「生きてていいんだよ」を叫びたいのです。
当然アイドルを志すのであれば、推しと肩を並べて競い合えるような人間でありたい。
同じ場所に立って、同じ目線で語り合えるような人間になりたい。
そうして、「あなたのおかげで今ここに立っています」と、感謝を伝えたい。
今の私の言葉に、どれほどの価値があるのかは分かりません。それでも今の自分の言葉も誰かには届くと信じて、
「生きててくれてありがとう!!!」
ここまでお読みいただきありがとうございました!!
それではまたいつかどこかでお会いしましょう!!
ばいちゃ〜!!
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