12月1日水戸公演無事終演しました!②
というわけで①の続きを書いていきます。
そんなこんなで本番の事を振り返っていきます。
今回は急きょ、ピアノの秋葉桃子先輩に泣きついて(文字通り)、踏めくりをして頂きました。
秋葉先輩は今や茨大の助教授。踏めくりをお願いするのは本当に忍びなかったのですが、快く助けて下さいました。
先輩と共演したのは平成24年の秋山先生のメモリアルコンサートにてでしたね。懐かしい
……そこから何年経ったかは計算しないでいきましょう 怖すぎます。(笑)
今回のプログラムは、割と聴き馴染みの良く、クラシックの王道をお見せつつも、振り幅大きく、お客様に楽しんで頂けるように考えました。
お話し含めて1時間半ほどで、途中休憩はありませんが出入りは自由にして頂く形にしました。
次回は中休憩ちゃんと入れても良いかもしれないなぁと思ったりもしましたが、中だるみせずテンポよくできたかなと振り返って思います。
星のセレナーデは、最近良く色んなところで入れているプログラムです。夜のサロンコンサートにぴったりなキラキラ感と言ったら良いんでしょうか。女性作曲家独自の繊細優美な旋律がとても好きです。
BACHは、敢えて今までやったことのなかったEs-durを選択しました。
勿論名曲・シチリアーノはあるのですが、ちゃんと通したことがなかったんですよね。
Es-durは特に伴奏パートが華やかでとても素敵なんです。
今回「デュオコンサート」と銘打っているので、ピアノが伴奏になりすぎないような曲を選びたいなという意図からも選曲しています。
Debussyのソロ2つは、最初加畑さんに「何か1曲ソロ弾いて頂けませんか」と打診したところ「月の光はどうでしょう」と即答頂いて「なら自分もDebussyにしよう!」となりました。ここまで多分1分かかってません。(笑)
フルートにとって宝物のシランクス。毎回吹く度に変わるんですよね……。
今回は天井が高く、それでいてお風呂場みたいに響くところではなかったので、丁寧に音を紡ぐことをより心掛けていました。
ショッカーの「後悔と決心」は、加畑さんと最初に共演した曲です。
というのもとあるパーティにお招きいただいた時に、ぶっつけ本番で(!?)これをやったんです。お互いにやれる曲を出し合った時にこれが出まして。
なんとかなるか!?えーい!ってやったら、なんとかなるどころかとっても凄かったんです。え?リハなかったよね?と当人がなるほど。
この曲、お聴きになったり演奏したことがある方ならお分かりいただけると思うのですが、変拍子入りますしクラシックに普段使わないような拍の広げ方、特徴的な和声変化なんかがあり、割と大変なんですよね。
それがリハもなしにぱーっと通った時には感動しましたね。加畑さん凄い!って思った1つ目イベントでした。
最後にもってきたのはプーランク。加畑さんからのリクエストでもありました。
私プーランクやったのいつ以来でしょう?チャンスはいっぱいあったのに何気に避けていました(笑)
学生の頃やったきりだったと思います、人前で演奏するの。
久しぶりに今回取り組んでみて自分自身の変化も感じましたし、プーランクという作曲家の凄さも改めて感じました。
この曲 楽しい (当然です)
聴くのは大好きなんですけど、3楽章なんか気を抜くと指がどっかいきそうになるんですよね。
でも今回向き合ったことで、今後演奏することが増えていくと思います。
毎回新しい変化と共にお届けしたいものです。どうぞお楽しみに!
アンコールには、せっかく加畑さんをお呼びしたのだから……!と私が急きょお願いした、ピアソラのエスクアロを入れました。加畑さんはジャクロタングスというタンゴをメインとしたグループをやっていらして、ピアソラはもう得意中の得意って感じでしたね。ほぼ譜面見てないですし、アレンジが毎回違うんです。凄い!色々と教えて頂けるのもとても楽しいです。
茨城・水戸でコンサートするにあたって、本当に沢山の方に助けて頂きました。
遠くから駆け付けて下さったお客様もいらっしゃったり、告知を見て飛んできて下さった方もいたり。お世話になった先生方もいらして下さったり、本当に有難かったです。
応援して下さる方々のお陰で、今日も頑張って笛を吹いて生きていけます。
この演奏会を開催するにあたってご尽力・ご協力下さった全ての方に、心から御礼申し上げます。
本演奏会の動画・録音はですね、既に手元にあります。
後援会のメンバーの方と、noteにもメンバーシップを作る予定ですので、そちらで配信していこうと思います。
一般公開するものも一部予定しておりますので、どうぞお楽しみに✨
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