キャリアを見つめ直す:自分の人生をデザインするヒント
こんにちは。
株式会社STAGEの藤井美樹です。
これまで部活や仕事で全力を尽くしてきたけれど、社会に出てからの頑張り方に迷う瞬間はありませんか?このブログでは、そんな方々が自分のキャリアを見つめ直し、人生をデザインするヒントをお届けします。
社会人3年目の気づきとキャリアデザインの重要性
社会人としての生活に慣れ始めた3年目のある日、ふと「これ以降、卒業式も入学式もないんだな」と思う瞬間がありました。中学、高校、大学と、これまでは節目があり、その度に次のステップを自然に考えさせられました。けれども、社会に出た途端、これまで自動的に訪れていたその「節目」が、急に消えてしまったように感じたのです。
「この先どうすればいいんだろう?」という漠然とした不安が心に浮かびました。学生時代のようなクラス替えもなければ、新しい環境に自ら飛び込むこともなかなかない。目の前にある仕事をこなす日々が続いていたものの、次第に「これが私の本当に望んでいた未来なのか?」と疑問が湧いてきたのです。満員電車での通勤や、終電近くまでの残業に追われる毎日。そのルーティンが、あと数十年続くのかと考えた時、自分が目指すべき道が見えなくなっていました。
親との会話からの学び
そんなある日、母との会話が私にとって大きな転機となりました。母の世代では、終身雇用や年功序列が当たり前で、特に女性が仕事に長く就くことは一般的ではありませんでした。母はこう言いました。
「今の時代は選択肢があっていいわね。私の若い頃は、どんな仕事があるのかさえ知らなかったわ。」
この言葉が心に残りました。確かに、インターネットもない時代では、職業やキャリアに関する情報は極めて限られていました。それでも母は、結婚して仕事を辞めざるを得なかったことに後悔があったようで、「あの時、辞めなければよかった」と語っていたのです。
これがきっかけで、私は「キャリアデザイン」という概念に出会いました。現代は「VUCA(Volatility, Uncertainty, Complexity, Ambiguity)」と呼ばれる変化の激しい時代です。これからのキャリアは、自分で意識的にデザインしていかないと、流れに身を任せるだけでは自分らしい未来は手に入らないと気付いたのです。
キャリアデザインとは何か?
キャリアデザインで最も大切なことは、まず自分の「目的地」を決めることです。これは、旅行に例えると分かりやすいでしょう。旅行先が決まらなければ、どの乗り物に乗るべきかも、何を持っていくべきかも分かりませんよね。人生もそれと同じで、自分がどこに向かっているのかを明確にすることが、すべてのスタートです。
もう一つ大切にしているのは、「自分の能力に合わせて人生を描くのではなく、描きたい人生に能力を合わせる」ということです。たとえば、自転車に乗れるからといって、自転車で行ける範囲だけを目的地にするのではなく、心から行きたい場所をまず決め、そのために必要なスキルやリソースを手に入れるという考え方です。私は、常に自分が本当に望む未来を描き、そのために必要な努力や手段を逆算して選んできました。
新たな挑戦への一歩
私がキャリアデザインの重要性に気づいたのは、社会人生活の途中で、「自分の目的地がどこなのか」を考えることを怠っていたと痛感したからです。目の前の課題に取り組むことはできていたけれど、全体像を描けていなかった。そのことに気づいた瞬間、自分の未来をもっと能動的に設計していく必要があると感じました。
同じように、これまで頑張ってきた人、目標に向かって努力してきた経験がある人も、社会に出た後にふと足踏みをしてしまうことがあるかもしれません。しかし、それは新たな成長の機会であり、次のステージに進むための準備期間なのです。新しい目標を見つけ、それに向かって進んでいくための「地図」を描くことで、もっと充実した人生を手に入れることができます。
結論:未来を切り拓く力
キャリアデザインは、誰にとっても重要なテーマです。自分の目指す場所を明確にし、それに向かって努力することで、これまで以上にやりがいを感じ、充実感を得ることができます。自分の目的地が決まった瞬間、行動が変わり、周囲の状況さえも違って見えるものです。
私はこれからも、多くの人たちが自分の理想の人生を描き、それに向かって進んでいけるようサポートしていきます。未来を切り拓く力は、誰の中にも眠っています。それを目覚めさせ、行動に移すことで、新たな可能性が開かれていくのです。