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『姫路城 ぬりえアート コンテスト』のサポーター企業紹介 ♢三菱UFJ銀行♢

『姫路城 ぬりえアート コンテスト』は今年で第3回となります。今年もまた多くの協力をいただいています。このコンテストは三木美術館が取り組み始めましたが、地元の企業様や商店様が参加してくださることでより盛り上がっていくと信じているので感謝しています。
このぬりえアートコンテストをサポートしていただいている企業様の横顔と姫路への思いをご紹介したいと思います。今回は三菱UFJ銀行の姫路支店長の寺澤寛幸氏です

 
三菱UFJ銀行様には第1回のコンテストからご協力を頂戴して、本当に感謝しています。当時は美術館として初めて試みでしたから、私たちも大企業様にご協力をいただけるか不安を抱えてお願いしたことを覚えています。

寺澤氏(以下敬称略):そうだったんですか。私ども三菱UFJとしてはむしろありがたいお申し出だと喜んでおりました。
三菱UFJ銀行を傘下におさめるホールディングスである三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下MUFG)では2021年度より”MUFG SOUL”という枠組みを通じて、本部や各支店単位で社会の課題解決として地元企業や自治体等とともにさまざまな取組を行っています。少し“MUFG SOUL” についてご説明すると、何かのかたちで地域社会に貢献したいという我々の熱い気持ちに対して、そのお手伝いを実現できるようにとグループが予算をつけてくれる仕組みなんです。グループ全体での取組みを太い幹だとすれば、そこに行員のさまざまな想いが枝葉となって広がっていき、MUFG SOULという大樹をかたちづくるような感じですかね。ですから三木美術館さんからの『姫路城ぬりえアートコンテスト』についての協賛の打診を頂戴した担当者が、このMUFG SOULで取り上げたいと考え、想いとともに本部に申請、今回のご支援に至ったわけです。

そうなんですね。そのMUFG  SOULという活動についてもう少し具体的に教えていただいていいでしょうか?

寺澤:MUFG  SOULについての予算はグループ全体として毎年確保しており、なんでも申請すれば認められるというものではないんです。まずは我々役職員がきちんと企画に賛同というか携わることが必要です。また5つの優先領域も設けられています。次世代育成・子ども支援、環境保全、金融経済教育、文化の保全と伝承、災害等・その他支援です。

では、三木美術館のコンテストは文化の伝承という点で評価していただいたんですね。

寺澤:三木美術館さんの『姫路城ぬりえアートコンテスト』への協賛は、まさにそれらの枠組みにぴったりまはると思いました。やはり姫路といえばお城ですが、この城は姫路というよりも日本の歴史文化を語るシンボリックな存在ですし、それを老若男女の誰もが参加できるぬりえアートというかたちで改めて意識してもらうというのはいいなぁと思いました。また第1回の開催段階からできるだけ継続していきたいという意向をお持ちだったので、それも素晴らしいと思いました。1回やって終わりのイベントよりも我々のご支援がその後に根付くというのはこちらとしてもやりがいがあります。
それともう一つ、我々の三菱UFJ銀行姫路支店のメンバーがイベントのお手伝いをさせていただけるというのもありがたいと思いました。若手を中心に”社会に貢献したい”という高い意識をもったメンバーが多いので。実際にイベントでお手伝いをさせていただけると、自分たちが役に立っていることを実感できますからね。

三菱UFJ銀行さんの方がお手伝いに来てくれるということを聞いた時は正直驚きました。私たちは少ない人数で運営していますからありがたいお話でもありましたが。第1回に引き続き、第2回も授賞式のお手伝いをいただき感謝しています。

メガバンクとしての役割は、それぞれ地域が抱えている構造的な課題を、地元の企業とともに一緒に解決していくことなんだと思っておりますし、支店のメンバーもその想いは強くもってくれています。加えてもう一つの大きな役割として、“つなぐ”ことなんだと思います。地域を愛し、地域に愛されて、その上で客観的に物事をみて、人と人とをつなぎ、地域と地域を繋ぎ、また世代を繋ぐことなんだと思います。そういう業界ですから若手行員の仕事ぶりは真面目で地道ですが、ともするとおとなしくなってしまいがちです。ですから私はできるでけ色々な場所で若手行員が輝ける機会を設けたいと考えています。

メガバンクさんは異動も多いと聞いています。これまでも色々な土地を回られてきたご経験から、姫路はどんな特徴があるんでしょうか?

寺澤:そうですね、わかりやすい特徴としては姫路にはものづくりをしている企業さんが多い。そして他の土地と比較しても業歴の長い企業さんも多い。あとは借入依存度の少ない堅実な会社が多いのも特徴です。人や街の印象は新しい取り組みをどんどん実践していくというよりかは、今までの文化や資産をしっかり守って繋いでいくことに重きをおいておられる地域だと思いますね。私は京都出身でして、京都も保守的だの排他的だのとよく言われますが、それとはまたちょっと違っています。部下にも話すのですが、もうちょっと”やんちゃ”でもいいんじゃないですかね。観光施策などにしてもお城をそのまま活かす城頼みの観光だけではなく本当は色々とやってみたらいいと思います。そんなふうに思っているので、私も先頭に立って『姫CON』というイベントを今年2024年3月に開催しました。これは”姫”をキーワードにしたコスプレイベントで、サブカルチャー面からのアプローチで刺激になったと評価されました。マスコミなどでも取り上げられて話題になりました。
来年2025年も、大阪関西万博開催期間中の4月に規模を拡大して開催予定です。

三木美術館さんは少し閉鎖的な姫路において自ら旗を振ってコンテストを実施された点がすごいと思います。私どもMUFGもお手伝いさせていただくので、地元の皆様とともに、姫路、播州を今後も盛り上げていきたいと思っております。

こちらこそありがとうございました。

                                           [企画・制作/ヴァーティカル]



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