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土佐塾中学高等学校さんでの出張授業

高知県の土佐塾中学高等学校さんで5コマ、「情報リテラシー」の授業をさせていただいた。

土佐塾中学高等学校さんとは

土佐塾さんは、高知市街を見渡すことができる山の上に位置する、坂本龍馬の誕生日が創立記念日という素敵な学校。
今年度から、全ての教科でプロジェクト型学習を行う「まなび創造コース」がはじまっており、その1期生である中学1年生の授業で4コマ、「普通コース」の「ことばゼミ(中1~高3が授業でも部活でもなく自主的に学ぶゼミ)」で1コマ授業を実施。
授業前に先生から今学校で困っていることや心配事を伺って、授業内容を決定し授業を行った。

授業内容

実施した授業は以下の5コマ
■中1(まなび創造コース)
1)Google検索で正しい情報を見つけるには何に気を付けたら良いか(100分)
2)なぜSNSでウソが拡散されるのか、ウソの見抜き方、気を付けること、著作権、など(50分)
3)1と2の授業を受けてみての感想の入力と質問をする時間(50分)
■ことばゼミ(普通コース)
4)なぜSNSでウソが拡散されるのか、ウソの見抜き方、気を付けること、ウソの情報が株価に与える影響(60分)
★2と4は途中までは共通のスライドで、株を学んでいる「ことばゼミ」には誤情報と株価についてのお話を追加

授業をやってみて

クイズや演習を取り交ぜた授業にしたので、中1でも飽きずに参加してもらえたように思う。簡潔に説明するより、実際にやってみてどうだったか、を通じて気づきを得てくれたことが、感想の中からもわかり嬉しい。

さすがデジタルネイティブ世代、回答の早さを競ったクイズや演習の回答スピードはものすごく早く、普段授業をしている先生も「ここまで早いなんて!」と驚いていた。感覚的にタブレットを使い、直感的に情報を判断していることが良くわかる。だが、情報の判断基準について尋ねると、そこはやはりまだ中1。判断基準が曖昧だったり漠然としている場合が大半だ。この情報の見極め方についての判断が一人でしっかりできるようになることで、安心安全で有意義なネット・デジタルデバイス生活が送れるはず。そこが私のお手伝いできる部分であると今回改めて実感することができた。

2つのクラスで授業をしてみて興味深く思ったのは、2と4の共通スライド部分だ。2つのクラスでは意見や視点、反応が異なり、やはり何歳からデジタルデバイスを使用しているのか、現在ネットをどのような目的で使用しているのか、どのようなアプリを使っているのか、が違うと年齢はそれほど変わらなくても反応が違うのだということがよくわかった。

生徒の反応

終わった後には、大きな笑顔で「授業、楽しかったです!」と言いに来てくれた中1の生徒さんや、「とても参考になりました」とにこやかに言ってくれた高校生たちを見て、とても嬉しく、高知まで来てよかったと思えた。
4コマ分の授業をした「まなび創造コース」の生徒さんの感想(Googleフォームで回答)からも授業を理解してもらったということが実感できて嬉しい。
感想の中に、「いろいろ生きていく上で必要なことを知れた。」というものがあり、表現の規模が大きく一瞬びっくりしたけれど、ネットは現代において必要不可欠なものであることには間違いがなく、本当にその通りかもしれないと私も納得した。
「ありがとうございました😊また来れる時があれば来てください。」というコメントももらったので、また土佐塾さんにお邪魔できたら嬉しい。

生徒さんの感想の一部を紹介します

≪感想≫
・知らなかったことが知れたので楽しかったからです
・インターネットなどのことを詳しくわかりやすく説明してくれたから。
・楽しくインターネットへの見方を学んだ
・インターネット上で正しい情報と間違った情報を見極めないといけない
・いろいろ生きていく上で必要なことを知れた。

≪授業で新しくわかったこと≫
・ネット上には、嘘の情報もあるということ。
・ネットの情報はちゃんと見んといかん
・写真の見方や求めている物の調べ方

≪これからインターネットを使う時にどんなことに気をつけたいか≫
・いろんな情報を見て、騙されない様にする。
・情報を詳しく調べてから信じるようにする
・間違った情報を信用せずに正しい情報を見分けられるようにしたいです
・嘘などを書かない。
・著作権を守ることを気をつけたいです
・著作権のある、画像は、使ったらダメ

最後に

私の授業の後の授業で、早速、先生が生徒が調べたことに対して「そのサイトって信用できるの?」とツッコミを入れているのを見て、このクラスの生徒さんたちは、私が授業したことが定着し、ネットを正しく使いこなす日は近いのではないかと、見ていて嬉しくなりました。土佐塾中学高等学校のみなさま、お世話になりました!


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