大学生との12時間のゼミ活動を終えて
今年に入ってからやっていた、つなキャンの社会連携ゼミ「メディア情報リテラシーを学び考えるゼミ」が終わった。1回2時間の全6回、計12時間。
それまでの私は単発や数回コースの講演や授業は経験があったものの、こんなに長く講座をやったことはなかったし、そもそも大学生って普段どのように情報に触れているのか、何を知っていて何に興味があるのか、何もわからない中での手探りでのスタートだった。
ゼミに応募してくれた人は全員面接をしてゼミ生に採用するか決めるのだけど、今思えば採用面接というより、私がゼミ作りのためのヒアリングをしているような感じだったように思う。
ゼミが始まった頃はロシアのウクライナ侵攻前だったので、計画通りにゼミを行っていたけれど、2月24日以降はロシアのウクライナ侵攻に関する報道を題材にしてゼミを再構成していった。リアルタイムの話ができたことはゼミとして良かったように思うけれど、この悲しい戦争が起こり、それに伴って誤情報が流布し情報操作が行われているという現実は、私個人の気持ちとしては複雑だった。
最終的なゼミ内容は下記の通り。
第1回(1月21日):誤情報とファクトチェック
第2回(2月4日):最新技術と誤情報
第3回(2月18日):効果的な情報収集方法
第4回(2月25日):当たり前を考える①
第5回(3月11日):ロシア・ウクライナ報道を考える
第6回(3月25日):最近の報道を考える/当たり前を考える②
ゼミ生は回を追うごとにリラックスしてくれていたように感じられ、発言が増えたように思う。
「ゼミを受講してから情報の見方が変わった」という話を具体的にしてくれたゼミ生や、「こんなことがもっと知りたい」という話をしてくれたゼミ生もいて、ゼミをやってよかったと思う瞬間がたくさんあった。
小さな少人数ゼミだったけれど、第1回目から第6回目まで一人も欠けることなく出席率100%で終えられたことは、ゼミ主催者としてとても幸せだった。
ゼミは終わったけれど、今後も勉強会をやろう、という話にもなっていて、ゼミ生とは今後もお付き合いしていくことになりそうなことが、また嬉しい。
正直なところ、ゼミが始まる前は無事に6回終えられるのだろうかという不安があって、おなかが痛いこともあったけれど、こうして終えることができてほっとしている。
サポートいただいたつなキャン事務局のみなさんや、相談に乗ってくれた方、そしてゼミ生のみなさん、ありがとうございました!
★追記(4/20):元ゼミ生と定期的な勉強会をはじめました
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