インドやカナダについて考える
100日後に幸せになるミドサーキャンペーン、28日目です。
バンクーバーに来て、ありがたい事に、私が日本人な為に興味を持ってもらう事がちょくちょくあります。
そして大概、そうやって日本にわざわざ興味を持ってる人の方が、私よりも日本の色んな場所に旅行してたり、歴史に詳しかったりします。
私は、日本の政治もアニメも歴史も、そんなに知らない…。
反面、パートナーのA氏は、歴史や政治に興味があります。
彼曰く、インドは国内でも分割されてる感があるけど、日本はそういうの無いよね、との事。
インドは元々それぞれの地域に王様がいて、別々に統治されていたのに、歴史の中で一つの国にされてしまった。
言語•宗教•カーストの3要素があって、同じインド人でも全然違う。
日本も他の宗教はあるかもしれないが、無宗教に近く、かたやインドは宗教心の厚い人の割合が多い。
分割される要素が少ない方が、結束し易くて強い国になれる。
そんな話だったと思います。
確かにインドと比べれば、日本は方言も複数の宗教もあれど、まだ国民同士で共有しやすいバッググラウンドが多いのかな…?と思ったり。
とは言え、私は一部の地域以外に住んだ事が無いので、全然分かってないのかもしれませんが。
インドで他人にカーストを聞くのは、その人の給料を聞くようなものだとA氏が言っていました。
そして今は、カーストが低い人を優遇する政策があるようです。
例えば低カーストの人の成績が低くても、その優遇措置のお陰で良い大学に入れたりする。
かたやブラーミンなど高カーストの人は、良い大学に入るには相当上の成績を取らないといけない、など。
インドは同じ国内でも、人々があまりにも違うとA氏は言います。
カナダの移民関連でニュースになるインドの人達も、「Indian」で括られている気はしますが、インド北部のPunjab地方から来た人達が多そうな印象はあります。(ターバンを被っているSikh教徒の人達が多い地域)
オンタリオにブランプトンという市があり、インド人が多く、時々ネタになっているのをネット上で見ましたが、実際に国勢調査でも、市の中の移民としてはインド人が一番多いようです。
2021年のBrampton人口の27.7%がインド人との事です。
そしてA氏がこんな動画も送ってきました。
ブランプトンでは、インドからの留学生が就労ビザの延長を求め毎週末のようにプロテストしているそうです。
必死な留学生の状況につけ込んで、25人もの留学生を一つのベースメントに滞在させるような、『slumlord』と言われる大家達。
市がそのslumlords対策としてのプログラムを打ち出すも、それに対するデモが起きたり。
「現在、留学生たちはひどい状況に置かれ、搾取されており、学校にとっては事実上のATMと化しています。」
この部分はカナダの留学生ビジネスもありますが。
搾取する移民、搾取される移民。
住居や職などへの対策無く、移民を受け入れ過ぎたカナダ国内での、アンチ移民感情。
カナダの移民の中でもインド人は多いです。
一番メジャーかもしれないインド人移民のカテゴリに入るパートナーと、カナダでの最近のアンチ移民感情。
とりとめの無いnoteになってしまいましたが、色々考えさせられるのでした。