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【指導のひとコマ】04-背中を押した一言とは
2008/9/24
Mさんが0のまま当月最終日を迎えました
見込みは2件
お客様は69才女性、今の保険は80歳で切れてしまうので終身タイプに見直すというご提案です
《提案内容》
終身保険 300万
終身医療保険 日額5000円
保険料は1万円上がりますが、内容にはご満足いただけたようです
「でも、高くなるから踏ん切りが付かないのよ。もう少し待って」
これがいつもの断り文句です
見込みなのか実はそうではないのかの判断も含めて、時々促すことはありましたが、訪問間隔については本人に任せていました。しつこいと熱意は紙一重、本人の感性に任せたいからです
今日また行ってみようかと考えている、と聞き準備を手伝いながら、「またあの言葉が返ってきたら今日はいつもと違う言葉を返してみない?」と作戦会議。「思い切ってもう一言だけ付け加えてみるだけでいいから考えてみて」と言って見送ることにしました
出来るかしらと不安そうなMさんでしたが、12時過ぎに出かけて15:30、「決まりました」と帰ってきました
話によると、訪問を歓迎され「まぁ上がりなさいよ」と言われ、世間話。思い切って切り出すと「高いからね~」といつもの台詞。いつもならそこで終わらせてしまうのですが、私の顔がチラついたそうです
告知書には『3ヶ月以内に医師の診断を受けているか』『服用している薬があるか』などが書いてあります。それをお見せして、こう言いました
「ご友人と食事に行かれた時、食後にみなさん揃ってお薬飲まれますでしょう?○○さんくらいじゃないんですか?何も問題がないのは。今ならスムーズにお手続きできます」
すると「そうね、そうするわ」とそのまま手続きに入ったとのことでした
食後に薬を飲んでいる女性グループがすぐにイメージできました。お姑さんと同居されているMさんならではの話し方だと感心し、他のメンバーにも真似るよう共有したことを覚えています
チームのみんなからも拍手され、機関長からも「おめでとう!査定クリアだよ!」と言われ照れくさそうにしていました
先日、職場で意図せず生命保険の話題が出ました
A「俺はバッチリフルで加入しているよ」
B「何も加入してないよ、だめ?」
A「薬とか飲み始めたら入れなくなるんだから今のうちだよ」
B「え?そうなの?なんで?」
A「そりゃそうだよ、今にも死にそうな奴が保険に加入したら保険会社が潰れちまうだろ」
側で聞いていて一般の方の知識にはこんな風にバラツキがあるんだなと思いました
正確には何か薬を飲み始めただけで何も加入できなくなるわけではありません
例えば降圧剤のように【服用することで健康を維持できている】なら、【服用はしていないけど血圧が高い】ほうがリスクが高いと考えられるわけです
世帯加入率は9割で、残りの1割は『加入するつもりのない人』と『加入したくても出来ない人』だと思うのですが、『知らなくて加入していないだけの人』が紛れているとすれば、まだまだやるべき事があるような気がします
コミュニティに毎日投稿していた私の活動日記から指導の場面を抜き出して掲載します
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