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金継ぎ教室 1日目

※備忘録
※上の画像は金継ぎメモ用の素敵なノート


教室に通うまで

半年間かけたままの放置していた器たちに金継ぎしようと思いたち、キットを探すところからスタート。

調べるとどうやら本金継ぎ(漆を使用して時間をかけて直していくもの)と簡易金継ぎ(合成樹脂塗料を使用して1日で直すもの)の2種類あるようで、
せっかく大切な器を直すならと漆を使う本金継ぎにしよう!
と本を読んだり、いろいろなサイトをみてみたり、キットを探してみたりしたのだけれど、、
キットもいろいろな種類が出でいて、どれを買ったらいいのか、、そもそも本や動画だけで上手にできるのか、、
などと思ってしまったらもう不安になる一方で。
だったらきちんと教室に通おう!となりました笑

もちろん、ゆくゆくは自分ひとりでできるようになりたい。
そのためにもどういう理由でその工程をするのか、この場合はどうするのかなど、教えてもらわないとわからないこともたくさんあるはずなので、勉強を兼ねて、かけてしまった器たちを持って通うことに。

金継ぎはじめました

1日目。
先生に持ってきた器をみてもらうところから。

持参した器は4点

波佐見焼 スープカップ…カケ
柄が気に入っている豆皿(何かのおまけ)…カケ
吉田直嗣さん 器…かけ
イタリア VIETRI お皿…カケとヒビ

ヒビの前処理

真横に走っているヒビ

あまり写ってないけれど、
ヒビが中央を通るようにまっすぐ入っているVIETRIのお皿。

まずは小さな電動ルーターを使ってヒビに溝を作っていく。
使用したルーター


裏側 削り後
表側 削り後

ヒビの上をなぞるように削っていく。
溝の深さは爪が引っかかるくらい。
釉薬の面取りをしているんだなと作業しながら思う。
漆を良く染み込ませるためかな。

削り終わったら
溝の粉を水を染み込ませたティッシュなどで落とす。
※作業の説明はあるけれど、なぜ行うのかの説明は特にないので都度質問しないといけない。
※教室によって教え方は違うと思う。

生漆を溝に染み込ませ拭き取る

ガラス板に生漆とレテピン油を混ぜて少し緩くして、溝に叩くイメージで筆で生漆を落としていく。
はみ出しても拭けばいいので多めに落として大丈夫。
そのあと、溝にしっかり漆を入れていくために器の溝を広げて染み込ませていく。
※この作業がお皿が割れてしまいそうで怖い

溝に入れたあと、拭き取れる漆はティッシュ等で拭き取る。

カケの前処理

欠けている器も釉薬がついているものは面取りをしていく

欠けている器たち1
欠けている器2

面取り後、生漆を綿棒にとって、薄く叩いていく。
釉薬がついていない器は漆がつくと染みになってしまうので
気を付けて欠けているところだけに染み込ませていく。
※吉田直嗣さんの作品は釉薬がついていないので気をつける

染み込ませたら、生漆がつかなくなるまでティッシュで叩く。

使用後のガラス板と筆は
1.油で漆を拭き取る。
2.筆は油をたっぷりつけてケースにしまう。
油は漆と相性が悪いので漆が綺麗に取れるとのこと。
3.その後、エタノールで綺麗に拭く。

器4個、ここまでで約90分。

使っている道具はこちら。

この道具の他に
・テレピン油
・エタノール
・油

手袋は使い捨ての粉がついていないゴム手袋が良いとのことなので、
お安いのを買っておくのが良いかな。

次回が楽しみ。



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