「二人展(仮)」構想メモ(1)
先日、前任校の写真部校外展にお邪魔した際、当時の写真部OGと再会しました。彼女は「写真甲子園2014」の選手の一人。今は地元で働いています。卒業後も4年前の「写真部同窓会展」などで断続的に交流はあったのですが、久しぶりにじっくり話をしました。ひとしきり思い出話に花が咲いた後、以前から考えていたことを提案しました。
「二人でここ(駅前のギャラリー)で展示をやるのはどう?」
「え~。私なんかでいいんですか?無名ですけど…」
「何言ってんの。大丈夫、私も無名だから(笑)」
というわけで、じゃあ今年の夏ごろにやろう、という話がゆる~くまとまりました。彼女はもともと、高校入学時に美術部に入ろうかどうしようか悩んだというほど絵も上手です。結局写真部で大きな花を咲かせたわけですが、やはりそこには構図や配色といった美術的センスの鋭さが大きく関係していたと思います。キャラクター的には「写真甲子園」の他の選手2人がどちらかといえば典型的なイマドキのJKという感じだったのに比べ、少しおっとりとしていて、でも芯の強さがあるという感じ。でも声はアニメ声(笑)。
まあ、それはさておき、彼女は今はパソコン+タブレットで絵を描いているとのことで、少し見せてもらいましたがなかなかいい感じ。写真も今でも撮っているとのことですが、それなら「写真+イラスト」の「二人展(仮)」というのも面白いかも。すると彼女から、
「それなら、先生(=私)の写真を私が絵にするとか、どうですかね?」
という提案。うん、それもいいかも。
いずれにしろ、どうせやるからには何かテーマを設定したいところ。私の被写体といえば、最近はもっぱら「ウチの猫」か「徹底的に虚無的でミニマムなスナップ写真(なんじゃそりゃ)」と、かなり両極端。一般的な集客効果を考えれば前者なのでしょうが、それではあまりにも安直…。うむ。どうしたものでしょう。
でも、こういうことで悩む時間って楽しいですよね。まるで遠足の前の日みたいで。
さて、かつての顧問・部員といういわば師弟関係(なのかな?)の二人が、どんな作品を生み出せるか。
じっくり考えて、またその過程も楽しみたいと思います。