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私が写真で「やりたい」こと

前回は「やりたくないこと」でしたが、今回は少し前向きに。

高校写真部顧問としては「写真を通じて何かを教えたい」。

いち写真好きとしては「見る人に何かを伝えたい」。

問題は「何か」とは何か、ですね。前者については、例えばコンクールに応募するにしても、展示をするにしても、写真を作品として何らかの形で発表するには様々なタスクをこなさなくてはなりません。撮影→作品セレクト→プリント→タイトルをつける→額装する・・・などなど。文化祭や校外展ではそれに「他の部員と協力して作業する」というタスクが加わりますし、何より写真部で一番学べるのはスケジューリングかな、と思います。

仕事をするようになると、とにかく〆切に追われますよね。その日から逆算して、この日までにはコレ、あの日までにはアレ、という算段をつけなくてはいけませんよね。つまりスケジューリング。写真部ほどそれを学ぶのにふさわしい部活はないのではないか?とさえ思ったりするのです。

で、後者。一個人としては「できれば、自分の写真で見る人を幸せにしたい。少なくとも、不快にはさせない」。これは別にステレオタイプな意味で「ほっこり」するような、たとえば家族やペットの微笑ましい光景しか撮らないという意味ではありません。悲しみや怒り、大げさに言えば社会に対する問題提起を自分なりに表現したいと思って写真を撮ったりもしますし。ただ、見る人たち同士を分断するような、敵意や憎悪を駆り立てるような写真は撮りたくないし、見せたくない、と思います。

まあ、いずれの写真で「やりたいこと」もまだまだ道半ば。これからも精進したいと思います。

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