
リアルな写真展/写真展のリアル
8月12日~14日の3日間、前任校の写真部の教え子Karenさんとの「二人展-UTOPIA-」を開催しました。これを書いているのは台風直撃の13日ですが、それでもお客様がゼロではなかったのがうれしいところ。
今回の一番の収穫は、リアルな写真展(今回は厳密に言えば写真+イラストですが)の良さ、つまりお客様の反応をダイレクトに感じることができるのを再確認したこと。ついでに言えば、こういうリアル写真展は知人・友人からの差し入れもうれしいですよね(笑)。今回は会場の階下のベーカリーからもおいしいコーヒーとパンをいただきました。Web写真展ではこうはいきませんね。
また、今回は写真とそれに呼応するイラスト(一部写真)という、ジャンルがクロスオーバーした結果、想像を超えるクオリティーが生まれたことも、当初考えていなかったうれしい誤算。一つのジャンルだけにとらわれない大切さも学んだような気がします。
一方で、展示である以上より多くのお客様に見ていただきたい。その点では広報・宣伝に手を尽くしたとはいえ課題は残ります(それでもこちらから依頼したわけでもないのに地元の新聞やケーブルテレビが取材して下さいました)。そもそも私たちは高校写真部の全国大会「写真甲子園」の監督・選手ではありますが、世間的にはまったく無名の存在です。Karenさんはその点を心配していましたし、現にひっきりなしにお客様が訪れるというわけでもありません。まあ当然ですよね。
それでも、私は思いきってやってよかったと思っています。50代も半ばを過ぎ、人生も折り返し点をとっくに過ぎました。やりたいことがあったら、結果はどうあれまずはやってみよう。やらずに後悔するより、やって後悔するべきじゃないか?
あれ?これって写真部の生徒に一番教えたいことじゃないか。
やっぱりやってよかった。心からそう思います。