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123天文台通りの下町翁 雑記帳~先頭車両の誘惑~
小学生時代までの夢は断然、電車運転士だった。還暦を過ぎたというのに未だに先頭車両で運転手の操縦ぶりや運転手席の窓から先に拡がる景色を眺めるのが大好きだ。空いた車両内で、いくらでも座席はあるのに、今日も先頭車両の先頭に立って、運転席と車窓に眺め入る。
ポニーテールにした若い女性運転手がテキパキとした様子で指差し確認しながらハンドルを握っていて、その凛々しさに心の中で「ラッキー‼️今日は運が良いぞ!」と喝采した。
真っ直ぐ伸びた中央線の車窓からは、富士山、周囲の峰々のシルエットがくっきり見え、こういう日は彼女も運転手冥利に尽きるでしょう?と声をかけたいほどだ。