123天文台通りの下町翁 雑記帳~パノラマ・フリークへの愛あるお店@立川市~

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高い所からパノラマを眺めるのが大好きだ。中央線沿線に転居した理由の1つに富士山、丹沢山系、奥多摩や奥武蔵、秩父の山並みを背にして拡がる多摩の市街地や丘陵を、高架を走る中央線の先頭車両から眺められるし、高いビルの絶景スポットが身近にあることが上げられる。入居した中古マンションのベランダからも思いがけず富士山、大室山、蛭ヶ岳、丹沢、大山らの山々や府中市内、小金井市内の目立つ建物が一望できるのは少々建物が古かろうが何よりも嬉しい。山好きな人には「山座同定」と言って登った地点から眺めて見える峰々が、あれは「南アルプスの何々岳」だとか、「あの特徴的な形は、どこどこ山」だとか確定して楽しむのだと友人から聞いた。市街地からのパノラマ鑑賞は大好きでも、山登りは趣味どころではないヘタレな小生は、せいぜい「建物特定」で十分にお腹が満たされる。

そんな人間が偶然にもコーヒー一杯250円ほどでパノラマを堪能でき、多摩の市街地、丘陵、そして連なる山並みを堪能できる場所が発見できて、晴天なら時々出かけたくなる場所がある。

JR立川駅の駅ビルGranduo9階にある"Cafe do Crie"の窓ガラス越しの椅子席だ。このチェーン店は町中あちこちに出店していて時には利用するが、この立川駅ビル9階の店は同じ値段(高層だからと特別なチャージなし!)で素晴らしいパノラマ付きである。しかも、店長かスタッフの趣味か素敵な心遣いなのだろう、窓越しに見える山々が何と言う山なのか、まさに山座同定した横長のパノラマ写真を用意してくれており、どうぞお手元に写真を引き寄せて眺めて下さい、なんて心くすぐるメッセージも添えられていて、パノラマ・フリークの心を鷲掴みだ!さらには、日本一長い名前の山なんていうのも知ることができる!小生のようにパノラマに熱中して眺め入る者は少数派、それより多いのは、眺めはあくまで脇役で良い景色を視界に入れながら、お茶やおしゃべりを楽しんだり、新聞、書き物をする客だ。程よい距離感とれるぐらいの広さがあるので、オススメである。パノラマ好き、お茶好きな方はどうぞ!


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