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[観戦記]2024年6/13日本海リーグ第11回戦@金沢市民球場
あと一週間で、昼間が最も長い夏至。
薄暮の時間帯があるとは言え、今夜の富山GRNサンダーバーズの外野守備は粗放の一言。
2回裏、カウントノースリーからバットを振ってくれ、打ち取ったと安心しフラフラと上がった打球をレフト嶋田選手が、目測を誤ったのか、テキサスヒットにする。
その際、一歩目は一度バックしてからのプレー。
4回裏、力無くレフトに上がったフライを、同じ嶋田選手が万歳。
ショート佐野大陽選手が深追い気味だったとは言え、無風状態だったイージーなフライ。
ゴールデングラブ賞を9度受賞した名外野手、平野謙さんが千葉ロッテマリーンズのファーム監督だった頃、外野守備についてお話を伺う機会があり、とても印象に残った言葉がある。
「外野守備は、一歩目をわざと遅らせるんだよ。
何故なら、打球判断は捕球の大きな要素だから。
それから捕球は、身体の横で捕る。
内野手はよく身体の正面で捕れと言われるけど、外野の場合、グラブが目線を遮ってしまうので、勘で捕ろうとしてしまうから。」
当時、外野に飛んできた球は左足前で捕球しろと教えられてきた定説を覆し、理に適った右足前の捕球スタイルにし、通常は6歩ほどかかるゴロ捕球を3歩にした革新者。
「打席は一試合4、5回しか無いけど、守備は9回ずっとあるでしょ。あのヒリヒリ感は楽しいよね。」
10-3の大味な試合内容だっただけに、平野さんの言葉が沁みました。
(写真は全て筆者撮影)
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