大敗の中の光彩
二試合続けて3安打。
2024年8月12日と16日、日本海リーグ第28回戦と第29回戦で富山GRNサンダーバーズが放った数。
今シーズン勝ち星の無かった石川ミリオンスターズ黒野投手に完封され、0-12と大敗、連敗してしまう。
一度も盛り上がるシーンが無かった試合、しかしどんな試合でも一害一利はあるもので、今日は三番手でマウンドに上がった誉田凌央投手が、3回跨ぎ打者13人被安打1と中継ぎとしてきっちり仕事をする。
東洋大姫路高校から独立リーグ大阪ゼロロクブルズ、昨年は神奈川フューチャードリームスで投げていた、必要とされれば全国のチームを渡り歩くアルチザン。
神奈川フューチャードリームスでも1イニングづつの中継ぎを任されており、3回を投げるのは富山GRNサンダーバーズに移籍してまもなく、5月26日以来の事。
誉田投手実は8月に入ってから負け知らずで、
・8/3 1回 打者5人 被安打1
・8/10 1回 打者3人 被安打0 奪三振2
・8/11 2回 打者10人 被安打2 奪三振2
・8/12 1回 打者3人 被安打1
防御率0.00を続けている最中。
人を喰った様なスライダーを初球に投げ、ストライク先行の組み立てをし、打たせて取るグラウンドボールピッチングは決して派手さは無いけれど、職人としての雰囲気を醸し出す。
試合後、
「(個人的には)0点に抑えられて良かったです。悔しい試合だったけれども、切り替えて次も頑張ります。」
と前向きな言葉。
チームは12勝15敗2引き分けと、残り11試合で追い込まれた状況。
一人一人の基準の高さが、結果に現れる。
バットを振り、球際を攻め、精一杯腕を振ろう。
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