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ダイハード

首の皮、細い糸、紙一重。

今日の試合、日本海リーグ第34回戦で石川ミリオンスターズが勝つか、引き分ければ日本海リーグ優勝が決まる一戦。

富山GRNサンダーバーズ、7-5の辛勝でなんとか目の前での胴上げを阻止し、今週木曜日の試合まで繋がる。

2回表、石橋航太選手のピッチャーゴロの間に1点、続く武部拓海選手のセンター前ヒットで1点と計2点を幸先良く先制するも、3回裏石川ミリオンスターズ吉田龍生選手の3ランで逆転される。

それでも先発誉田凌央投手がその失点のみで抑え、辛抱強く自軍の反撃を待つ。

誉田投手、牽制球で1塁ランナーを刺し、5回5安打2三振と踏ん張りました

待てば海路の日和あり、6回表石橋選手と続く東田汰一捕手のニ連続ツーベースヒットで同点、逆転し、さらに相手投手のワイルドピッチで追加点を加え5対3。

東田捕手、目の覚める様なレフト線を破るタイムリーツーベース

その後、その裏6回に同点に追いつかれるも、8回表またもや武部選手のスリーベースヒット、佐野大陽選手のセンター前ヒットで7対5、逃げ切りました。

大活躍だった武部拓海選手、4打席2安打2打点2四球と全ての打席で出塁し、恐怖の9番打者ぶりを発揮。

砺波工業高校からクラブチーム富山ベースボールクラブ、そして独立リーグ富山GRNサンダーバーズに進んだ地元バリバリの選手。
オフシーズンには特別養護老人ホームでアルバイトし、おじいちゃんおばあちゃんからも愛される、心優しき青年。

春のオープン戦ではHRを連発し、今季は大ブレイク間違いないと期待されていましたが、ここ数試合はデッドボールを受けた影響でスタメン落ち。
その傷も癒え、力が抜けた鋭いバッティングを見せてくれる様になりました。

今日の試合で武部選手、顔つきが変わりました

残り6試合。

全勝すれば優勝への道がまだ開けており、今日の試合でその淡い光を感じさせてくれる一戦でした。


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