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JapaneseRestreamで喋る時に使っている機材の紹介


はじめに

本記事で想定している読者層

  • 素人視点でいいので試した機材の感想を聞いて参考にしたい人

  • ヘッドセット以外で何を用意して喋ればいいか分からない人

  • 沼っている様子を眺めて愉悦をしたい人

保身とも取られかねない注意書き

  • 紹介する機材は活動をする上で推奨・必須とされるものではなく、あくまで筆者自信が「一旦コレでいい」と判断したレベルの環境です。筆者はその道のプロではないので専門的な知識に基づいた説明はできません。

  • スタンドマイク/ハンドヘルド/サイドアドレス/ヘッドセット/ピン/ショットガン/脳みそ直結/テレパシー/狼煙/モールス信号/糸電話 等など選択肢が多岐に渡り、結局喋る際に何を求めるかという主観的な評価でしか満足度は求まりません。つまりこの記事はアテにならない可能性があります。

読む時間がない人向け

最後の方に機材構成をまとめておくのでそこだけ読んでください。

配信で喋る際の環境

筆者が配信上で喋る際に良く使用している音響機材を紹介します。また、選出理由やその他オススメ、運用時に買った雑多なものなどの説明も後述していきます。

まず何を目的として機材を揃えたのか書きなさいよ

筆者はJapanese Restream という、海外のSpeedrunイベントの日本語再配信をしているチャンネルにおいて、ボランティアという形で配信のお手伝いをしています。どういうコミュニティ?どういう活動をしているの?というのは先達が色々と記事に残してくれており、
#JapaneseRestream #Japanese_Restream 

のタグあたりを漁ってみると良いです。
何か良くわからない記事もあります。大丈夫です、私が理解できていないだけで素晴らしい記事ばかりです。

このボランティア活動において、筆者を含めたボランティアスタッフは配信上でゲームの解説、司会もやる裏で、解説者の案内、マイクチェック等をします。そのためにある程度の機材を揃えておきたかったわけです。
ボランティア活動向けの機材を買い揃えるとは、「妥協点」を探すことです。未熟だった筆者はその発想に至るまでに時間がかかりました。

・・・ここまで書いておいて身も蓋も無いですが、単に喋るだけなら先に書いたようにヘッドセットを1つ用意しておけば十分です。
この記事にあるようなレベルの機材を揃えていないと応募する資格がない、とか言ってるヤツが居たら無視しましょう。趣味レベルのアマチュア集団にそこまで求める人は狂っています。

機材を揃える上で考慮すべきこと

先ほど「妥協点」という言葉を使いました。

先述したボランティア活動は、Discordというアプリケーションを通じて行われます。通話用ツール (Discord/ Zoom/Teams/Skype/TeamSpeak/MSN messangerなど)は、入力された音声に対して独自の処理を掛けることで、ノイズや背景音をいい感じに消してくれますが、これが悪さをすることがあります。
良い機材を揃えれば勿論Discord上で聞こえる音声は良くなりますが、それは「何らかの処理を掛けた結果そう聴こえているだけであり、その機材本来のパフォーマンスを発揮できているわけではない」というのを念頭に置く必要があります。最初に生で録音してから編集するようなケースとは異なり、既に加工された音声をツールに入力することになるため、ある程度の音質の劣化は免れません。
加えて、配信上の音の聴こえ方には様々な要因が絡んで来ます。Discordの音声設定や音声処理、マイクのゲイン、入力音量、配信PC側の音量バランスの調整、ネットワーク環境、PCの性能など、変数が多すぎて何故配信でこのように聴こえるのか特定するのは不可能です。

その上で、配信上に乗っている音声、これはDiscordのボイスチャットで流れる音声を乗せたものになりますが、これが自分にとって満足の行く音声になっているか否かというのが「妥協点」を探る判断材料になります。

何も難しいことを考えたくない場合

ヘッドセットを買いましょう、でこの話は終わってしまいます。
喋るだけであれば、余程安くてボロっちぃのを買わない限りはヘッドセットだけで充分です。

必要最小限の機材構成

  • マイク:audio technica AT2035

  • オーディオインタフェース:STEINBERG UR22C 32bit/192kHz

以上。
えっこれだけ…? そう?これだけです。
ここに至るまでに筆者の財布から沢山の福沢諭吉がアマゾンの奥地でポロロッカしました。配信に乗った自分の声を聴いて悶絶する日々が1万年と2千年ぐらいは続いたと思います。

揃えるまでの苦難

買い漁っていた当時(2021年)は世界的な半導体不足に陥っており、コロナ禍における在宅勤務・巣ごもり特需の機運もガッツリ重なって音響機器は全体的に今の流通価格の倍近い値上がりが起きていました。
その中で可能な範囲で納得感を追求し、かつ、これ以上は頑張らなくていいかもしれないと筆者の思う「妥協点」が紆余曲折を経てこの構成になっています。

各機材の選定理由と、そこに至るまでの変遷

愉悦部の方々お待たせしました。
以下、最終機材以外は購入順に並んでいます。高説を垂れておきながら、買った理由は割としょうもなく、「何となく良さそう」以外の感想で選んでないなと思いました。入門用にオススメしたいものには☆を付けておきます。

なお、コンデンサーマイク/ダイナミックマイクの違いや、オーディオインタフェースについての詳細やUSB接続との違いなどといった説明は割愛します。以下の記事が分かりやすいので読んでおいてください。


マイク

  • 最終環境:audio technica AT2035

    • ☆SONY ECM-PCV80U

    • ☆マランツプロ MPM-1000

    • ☆audio technica AT2020

    •  audio technica AT2040

    •  audio technica AT2035

☆ SONY ECM-PCV80U
サウンドハウスさんの製品ページ
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/168757/

  • インタフェース:USB / 3.5mmステレオミニ

  • マイク種別: コンデンサーマイク

  • 指向性:単一指向性(カーディオイド)

まず「機材を揃えたいな」と思うわけです。そうすると「マイク オススメ」と検索するじゃないですか?しますよね?するって言え!
するとボイスチャットでの通話や歌い手、その他様々なケースでオススメとされるマイクが検索結果に表示されるのですが、検索上位に来ていたのがコレでした。安直に検索上位のものを選びやがって…と侮るなかれ、性能だけを見るとコレを買っておけばまず失敗はないと言えるレベルです。当然ボイスチャットでの通話にも向きます。

このマイク自体はXLRインタフェースで音声を出力するのですが付属のUSB Audio BoxでUSB入力 or マイク入力端子 に変換できるため汎用性が高いです。色々挿していてUSBポートが空いてない、そもそもマイク入力の3.5mmジャックが無い、といったどちらのケースでもPCに接続できる上、XLRケーブルを用意すればオーディオインタフェースにも繋げられる汎用性の高さが便利だと感じました。

専用の卓上スタンドも付属するので至れり尽くせりで、USB接続ならオーディオインタフェースも不要です。通話用の機材がこれを買うだけで完結するので、お金がないけどそこそこのマイクを使いたいという人に超オススメです。


☆ マランツプロ MPM-1000
サウンドハウスさんの製品ページ(販売終了)
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/226690/

  • インタフェース:XLR端子 

  • マイク種別:コンデンサーマイク/サイドアドレス

  • 指向性:単一指向性(カーディオイド)

実況配信者が使っているのをよく見るのがこのサイドアドレス型のマイクではないでしょうか。先のECM-PCV80Uとは異なり集音方向が横に出ているのが特徴で、基本的にはマイクを立てて横から喋ります。

入力音量の調整がササッとできるような環境で喋りたいと思ったのが購入理由になります。音質がどうとか考えておらず、オーディオインタフェースに繋ぐマイクで、XLR端子のものは無いかな…と検索し、安いという理由で買っています。

実はこのマイク、ボイスチャットでの通話や実況配信で喋りたいという需要を満たすだけなら最高のコストパフォーマンスを備えています。マイクの選定に悩んでて金が無いならとりあえず買っとけレベルです。
もちろん後述するような、桁が1つ増えるマイクになってくると拾う音の繊細さを含めて性能がガッと上がってくるのですが、Discordへの音声入力で音が多少劣化することを考慮するとこのマイクだけで満点の働きをします。


audio technica AT2020
サウンドハウスさんの製品ページ
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/16117/

  • インタフェース:XLR端子

  • マイク種別:コンデンサーマイク/サイドアドレス

  • 指向性:単一指向性(カーディオイド)

ここから1万円を超えるマイクが登場してきます。この周辺の価格帯(数千円~数万円)は高ければ高いほど音質の向上を実感しやすく、5万円を超えてくると正直…筆者の耳では違いが良く分かりませんでした。流石に数十万を超えれば違いを実感できるハズですが、いいのか?ただのボイスチャットの通話用のマイクにそこまでお金をかけても?

コスパの良いMPM-1000よりは良い音質で喋りたいな、という人は1,2万円ぐらい奮発すると「明らかに声違くない?」と言われます。
・・・が、正直自己満足の領域に入りかけており、そもそもコンデンサーマイクのMPM-1000を使用している時点で、普段よりも繊細な声量の変化を拾うようになり充分聞こえ方に変化が出ています。物足りない?欲張りさんだなぁ~じゃあこれ!オーテクのAT2020!

価格1万円を少し超えたラインのマイクでは、AT2020 がオススメです。選定理由は正直適当です。超入門用のMPM-1000より高いマイクで、例えば1万を超えたらどれぐらい変わるのか?という想いから購入しました。沼に片足を突っ込んだ典型的な例です。
MPM-1000を買っていれば、スタンドが流用できるのでコスパは良いです。マイクを2つ持っている前提でコスパを語るのはどう考えてもおかしい、と書いていて気付きました。
音質が程よく向上したのを実感できたため結果的にこの選択は大正解で、後述するAT2035に切り替えるまでは長らくこのマイクがJapanese Restreamのボランティア活動における相棒になりました。
コスパコスパと散々言っていますが、マイクをいくつも買ってる時点でもう選定理由として意味を成していません。オーディオインタフェースの選定等はそのあたりが特に顕著です。


audio technica AT2040
サウンドハウスさんの製品ページ
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/297986/

  • インタフェース:XLR端子

  • マイク種別:ダイナミックマイク

  • 指向性:単一指向性(カーディオイド)

何かAT系列の後継機なのにお値段が思ったより安いのが出てるぞ…とどっかのSNSで誰かと話題に上がりまして、興味本位で購入したものになります。当時は1.1万円だったのですが今は高くなっていますね…。
一番最初に紹介したECM-PCV80Uの上位互換と考えてよいです。ECM-PCV80Uの使用感をそのままに、マイク性能を底上げしたい場合はこのマイクが選択肢に入ります。

筆者は買ったあと最初にちょっとだけ試して、「あっサイドアドレスじゃないのかぁ」となり箱に仕舞ってホコリを被っています。いや仕様見れば違うって分かりますよね?こんなことも分からなくなる…これが沼です。
お値段もAT2020とほぼ同じ、配信上での音声も大差なく、あえてこれを使う理由も無いな、と感じたことがお蔵入りの理由です。モノとしては非常に良い機材のため、欲しい人居たら譲ります。開封済みですがほぼ未使用品です。だんだん紹介が雑になってきました。


audio technica AT2035
サウンドハウスさんの製品ページ
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/130804/

  • インタフェース:XLR端子

  • マイク種別:ダイナミックマイク/サイドアドレス

  • 指向性:単一指向性(カーディオイド)

何かAT2020より性能が良さそう…という理由でこれに乗り換えてから今も使い続けています。単体で見ると高く見えますが購入に踏み切ったのはサウンドハウスさんで販売されていたこちらを見つけたからです。

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/294818/

今まではMPM-1000に付属する簡易卓上スタンドでATシリーズを使っていたのですが、サイズが小さい/XLR端子のケーブルが太いので取り回しが利かない/ATシリーズのマイクが重く安定しない、という悩みを抱えていました。
ちゃんとしたデスクアームが欲しい、と通販サイトを漁っていたらこのマイクに出会ったのですが、即決した理由はやはりコスパの良さ。
このデスクアームが8,000円弱、AT2035が20,000円弱で、個別で揃えると3万円かかるのですが、このセットは24,000円で買えてしまうんですね!お得!これは買い!ただ、当時はもっと安かった気がします。
ある程度の出費は覚悟しているけど、デスクアームもマイクも無いという人には自信を持ってオススメできます。


オーディオインタフェース

  • 最終環境:STEINBERG UR22C 32bit/192kHz

    • ☆YAMAHA  AG03 

    •  BEHRINGER  UMC202HD

    •  Steinberg  UR242

    •  Steinberg  UR22mkⅡ

    •  Steinberg  UR22C

オーディオインタフェースを選ぶ時に見ておきたいのが下記のポイントです。大抵は手元でゲインは調整できるので、ポイントから外しています。

  • 入力数/出力数が想定する用途に対する要件を満たす

  • マイクで入力した音声をモニタする機能を有している

    • 加えて、PCから出力される音とのバランスが調整できる

  • ゲインを調整した時の音質変化の特性が想定用途の要件を満たす

最後はあんまり意識しないでいいです。機材によって確かに性能差はありますが、紹介する価格帯の機材はボイスチャットの通話という用途で考えると違いを感じにくかったです。差が顕著に出るのはおそらく、楽器の音を録音するような用途でしょうか、URシリーズは用途の一つに弾き語りを挙げています。

上記理由もあって、各機材の説明はマイクに比べて非常に雑です。

☆YAMAHA  AG03 
サウンドハウスさんの製品ページ 
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/304967/

サウンドハウスさんから買うほうが諭吉さん1人分お得です。えっ今は渋沢栄一さん?そう…。
入門用から実況配信のプロまで幅広く使えるオーディオインタフェースがこれになります。これから入門する人はコレを買ってください。断言しますが、以降紹介するどの機材よりも使い勝手が良いです。筆者が買ったのは無印のAG03ですが、今は近い価格帯で後継機も出ています。
ツマミ式のゲイン調整とスライダー式のマイク入力音量調整、というのが非常に直感的で分かりやすいです。

普通のオーディオインタフェースの機能とは別に、PCからの音を入れた後に入力音声と一緒にミックスしてPCに戻す、いわゆるループバックと呼ばれる機能を有しており、オーディオミキサとしても使えるという優れモノです。通常はオーディオインタフェースとミキサは個別に購入する必要があるのですが、コレ1台で賄えてしまいます。その割にお値段が安い…。
いやそんな機能使いませんよ、という場合でもただのマイク入力用機材として見ても安く性能も良いので、オーディオインタフェースの選択で迷ったらコレを買いましょう。


BEHRINGER  UMC202HD
サウンドハウスさんの製品ページ 
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/212161/

AG03以外のインタフェースを使ってみたい、ただ安い、という理由だけで買いました。結局AG03でいいやとなってしまい倉庫番になっています。とうとう何も考えずに機材を買い始めました。
今見返したら言うほど安くねぇじゃん…もうダメだァ…おしまいだァ…。



Steinberg  UR242
サウンドハウスさんの製品ページ(販売終了)
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/201959/

BEHRINGERのものより高級志向のオーディオインタフェースも試して聴き比べてみたい、という理由から購入しています。AG03と同じYAMAHAが出している製品というだけあって入力時の音質は同じかそれ以上なので相棒はこれに決まりかけていました。
ただ、使用中にコップの水をぶち撒けてしまい状況が一変。内部の基盤が濡れてしまったことで入力・出力音声ともにノイズが乗るようになり、外装をバラして中身を乾燥させても改善せず、代替品の購入を余儀なくされました。精密機器ですからね、皆さんは気を付けてましょう。色々買って感覚が麻痺しているのに今更気づいたんですが2万円って高額なんですよ。


Steinberg  UR22mkⅡ
サウンドハウスさんの製品ページ(販売終了)
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/208842/

URシリーズが結構気に入っていたので、なるべく近い特性のものを購入したというだけで特にこだわりはないです。Amazonだと大分高く、サウンドハウスさんも売り切れているので今はわざわざ買う理由は無いです。

これを購入した後も色々とオーディオインタフェースの情報を収集していたのですが、UR22Cというものを見つけてしまい…。



Steinberg  UR22C
サウンドハウスさんの製品ページ
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/268678/

高いですね…。
UR22mkⅡから乗り換えた理由として、PCへの入力インタフェースがUSB 3.0 Type-Cに対応したことで高ビットレート、高サンプリングレートでの音声入力が可能になったことが挙げられます(32bit/192kHz)。
どうせ乗り換えるならこっちのほうがいいな、という安直な理由から購入を決意しましたが、軒並み売り切れており、マケプレで倍ぐらいのボッタクリ価格で購入しています。いや、コスパコスパと言ってた俺はどこに行ったんだ。マイクの時と購入基準が全然違うじゃねぇか。もうおしまいだよ俺は。

機材を揃え終えて

ここまでの散財で辛くなり、現状最も環境構築に寄与した機材を相棒として採用することになりました。以降音響機器は買い足しておらず現状で満足しています。
ただ、AG03の後継機は買いたいな、もう少し高いオーディオインタフェースも試したいなという気持ちが無いわけでは無いので、沼からの完全脱却にはもう少し時間が掛かりそうです。

音響機器は高ければ高いほど良い、は間違いないのですがボイスチャットの通話用途で買い漁るのであれば以下の価格帯で揃えるのが一番コスパが良いと感じました。参考になれば幸いです。

  • マイク : 1万円~2万円 前後

  • オーディオインタフェース:2万円前後,入力2,出力2 程度


その他、雑多な購入物

機材も揃えて準備バッチリ、だと思っていましたか?残念でした! 
当たり前ですが、上記紹介した機材だけでは喋るための環境はできません。色々買い揃えた上で今使っている機材や使っていない機材、アクセサリ等をここでは紹介していきます。

大抵の場合必要になるもの

CLASSIC PRO マイクケーブル XLR端子
当たり前ですが、マイクとオーディオインタフェースの間を繋ぐにはケーブルが必要になります。その中でもクラシックプロのマイクケーブルは非常に安く、長さも色々揃っています。取り敢えずケーブルが欲しい場合はクラシックプロのものを買いましょう。筆者は10本ぐらい買っているみたいなのですが、何故かは分かりません。


K&M 変換ネジ 3/8 to 5/8
マイク用のスタンドについている先端ネジ径と、ショックマウントやマイクそのものに付いているネジ径が合わない場合があります。その際に使用する変換ネジがコレです。マイクの付属品になっている場合もあるのですが、付属してない場合にはコレを買っておくとよいですね。


デスクアーム AT8700J
AT2035の紹介で書いているアームと同じものです。
卓上用は安いものが色々あるので、お好みで買えば良いと思います。が、筆者みたいにJapanese Restreamのボランティアのシフト時間中に控室のボイスチャンネルに入り浸ったり、知人と長時間通話したり、作業をしながら通話・解説したり、ということをやっていると、もっと口元までマイクを持って来たくなります。
マイクから口元までが離れ過ぎると周辺の音を拾いやすくなります。自然な姿勢で喋りたいとなると、クランプで固定し腕を伸ばしてマイクを近付ける、デスクアームの入手が選択肢の1つになります。


ポップガード
喋った時に飛んだ唾がマイクに付着するのを防いだり、ブレスノイズを抑制する効果があるので、特にコンデンサーマイクを使う場合はあったほうがいいです。
価格帯がピンキリで色々ありますが、最低限、使いたいマイクのサイズにあったものであれば安いものでも問題ありません。最初にオススメしたマイクのMPM-1000には付属品にポップガードが付いてきますが、実はaudio technicaのATシリーズにはサイズが合いません。AT2020やAT2035を使う場合は別途ポップガードを買う必要があります。


ステレオ標準プラグ変換用のプラグ
オーディオインタフェースはPCの音声出力先として選ぶことができ、その音を聴くためのステレオジャックが付いています。ただこの手の穴はヘッドホンで音を聴くためのものなので3.5mmに対して6.35mmと大きく、一般的なイヤホンのプラグが挿さりません。筆者はイヤホンでPCの音を聴いてるのでこの変換プラグが必要でした。

用途に応じて購入するもの

ネジザウルス
上の方で変換ネジを紹介しましたが、ガッチリ締まってしまい手で取り外せなくなることがありました。固いネジや舐めてしまったネジ等、外せないネジが無くなります。他の用途、DIYや家具組み立ての時にも重宝するので1個持っておくと非常に便利です。


Elgato Wave Mic Arm LP 薄型デザインマイクアーム
ある程度机が広い人向けのマイクアーム、今筆者が使っているのはコレ。
机の横に設置して口元までマイクを持ってきて使用していますが、モニタの後ろに設置して、モニタの下からニュッと伸ばして使うこともできます。
見た目もスリムかつスタイリッシュなので結構気に入っています。


マイクプリアンプ ART Tube MP
オーディオインタフェースでゲインを上げると音が歪むのではないか、と思い購入して試してみたのですが、正直気にする程でも無かったため今は使っていません。そもそも、プリアンプ側の質が相応に高くないと意味が無いですし、この価格帯だと性能もそこまで高くないです。
最近のオーディオインタフェースは非常に性能が良く、一例としてSteinbergのURシリーズはゲインを上げても綺麗に聴こえるような技術が取り入れられ、ガチガチにチューニングされています。余程質の悪い機材を買わない限り気にする必要はないと思います。


マイクスプリッター ART Pro Audio SPLITComPro
諸事情で1本のマイクの入力を複数のPCに流し込みたい時があります。1本のマイク入力を2本の出力に増やすことができますが、オーディオインタフェースも2台必要になります。筆者の場合は、在宅勤務中の業務用PCと、使用のデスクトップPCの両方にマイク入力をする際に使っています。
ただこの使い方、会議の内容を配信やボランティア控室で垂れ流しにするリスクを孕んでいます。絶対にオススメしません。
とはいえ、XLRケーブルを複数台のオーディオインタフェースに抜き差しするのは面倒ですし、頻繁な抜き差しは入力端子部分の劣化を招きます。物理スイッチで入力を切り替える方法を採用しても良いのですが、いっそ同時に流しちゃえと思い購入しました。


2出力1結合用 ステレオミニ結合ケーブル
上述したPC2台体制において、両方のPCから音を同時に聴くにはどうすればいいと思いますか?マイクの1入力を2出力に分離したように、2台のオーディオインタフェースから出力される音を1つの出力に結合してしまえばいいわけです。ということで購入したのがこのケーブルです。


まとめ

  • ボイスチャット通話用途で買うならこのあたりの価格帯がコスパが良い

    • マイク : 1万円~2万円 前後

    • オーディオインタフェース:2万円前後,入力2,出力2 あたり

  • 筆者のオーディオ環境

    • マイク : audio technica AT2035 + ポップガード

    • オーディオインタフェース:Steinberg UR22C + YAMAHA AG03

    • マイクアーム:Elgato Wave Mic Arm LP 薄型デザインマイクアーム

    • その他

      • ケーブル:CLASSIC PRO マイクケーブル XLR端子 3本

      • スプリッタ: ART Pro Audio SPLITComPro

  • オーディオブラックホールに消えた諭吉 : だいたい20人

    • 沼は深いので、この人数で済んで良かったとも言えます。

最後に

ボイスチャット通話用の環境に興味がある人がいそう、と思ったことが切っ掛けで今回の記事を書きました。嘘です。Japanese Restreamのボランティアスタッフが記事を書くのが流行っているみたいだったので、乗っかりたかっただけです。
雑多で稚拙な文章ではありましたが、ここまで読んでいただいてありがとうございました。

今回、製品紹介用にAmazonのリンクを使用しましたが、音響機器の購入を検討する場合はサウンドハウス(https://www.soundhouse.co.jp/)さんもオススメで、今回紹介した機材の大半はここで揃えています。品揃えが良く、流通価格より安い場合があり、注文してから発送・製品到着が最短で翌日だったりと早いため、非常に助けられています。この場を借りてお礼申し上げます。

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