【随時更新】なんとか2.0 / 3.0まとめ
こんにちは、おがくずにゃんこです。
皆さんも街を歩いたり本を探しているとき、「なんとか2.0」という言葉に遭遇することがあると思います。
…いや、何でもかんでもアップデートしすぎでしょ!
と言っても仕方ないので、メジャーな「◯◯2.0」、「◯◯3.0」という言い回しの言葉をまとめてみました。
そもそも2.0とか3.0とかはソフトウェアのバージョンを意味する数値が基となっていて、以前の状態から刷新された、アップデートしたという意味になります。
代表的な例で言うとiPhoneのOSであるiOSでしょうか。1.0が初期バージョンで、最新バージョンは17.4です。基本的に1.2.xのような表記で小さな数字が上がっていきますが、2.0や3.0は主要アップデートで使われるため、先ほどのような意味合いで使われているのでしょう。ちなみにベータ版というのは試験版のことで、0.0.2のように1.0.0より小さい数字が使われます。
それではさっそくまとめてみます。気になった章へジャンプできます。
IT用語
web1.0 / 2.0 / 3.0
前提として、インターネットの世界を表現する概念的な用語です。明確な定義が存在するものではありません。
一般的に、web1.0とはインターネット黎明期の状況を表現するために使われます。一方通行の情報発信が基本となっていて、webサイトを訪れたユーザがそこにある情報をただ見るといった用途が一般的でした。
web2.0とは2000年代後半ごろから現在まで続くインターネットの形式です。双方向の情報発信ができ、SNSなど相互にやりとりするメディアが生まれました。特にFAANG (Facebook, Amazon, Apple, Netflix, Google) に代表されるプラットフォーマーと呼ばれる存在に特徴付けられていて、彼らが作ったサービス上で情報発信を行っている状況を指します。具体的にはGoogle社が運営するYouTubeというプラットフォーム上で、人々は自由に動画を投稿し、それに対して誰もがコメントし、チャットし合うというような状況です。
web3.0とは現在黎明期にあるインターネットの形式、あるべきコンセプトとしての形式を指します。ブロックチェーンを基盤とした非中央集権的な分散型システムによって、プラットフォーマーがいなくても安全でパーソナライズされたコンテンツをやりとりできる世界観です。またあらゆるコンテンツがコピーされれば同一のものとみなされたweb2.0と異なり、誰がオリジナルなのか、所有権がどのように変遷しているのかといった情報を管理できるため、透明性が高い状態になります。
USB1.0 / 2.0 /3.0
PCやその周辺機器を接続するための規格の1つで、正式名称は (Universal Serial Bus) です。
1.0と2.0、3.0の大きな違いは転送速度で、1.0は12Mbps、2.0は480Mbpsのところ、3.0は5Gbps (5000Mbps) です。
ちなみに規格はもう少し細かく分かれていて、USB1.1やUSB3.1(Gen1, 2) が存在します。見た目は同じなため、通信速度を重視する場合は購入時に注意が必要です。
世界2.0
物理的な世界を1.0とすれば、メタバースによって実現する仮想世界は2.0という世界観。
ビジネス用語
転職2.0
おそらくは以下の本が元ネタ。
終身雇用が前提ではなくなり、多様な働き方が出現した現代においては転職に求められる考え方が大きく異なってくるという話。
副業2.0
既に多くの書籍が出ているため、起源(言い出しっぺ)不明。NewsPicksで特集が組まれた。
これまでは限られた人しかやってこなかった副業だが、これからの時代そもそも収入源を1社に頼るのは逆に不安定だし、誰もが副業で稼ぐ時代になる!という話。
ビジネスモデル2.0
おそらくはこの本が元ネタ。
「定説」が通用しない時代でも成功するビジネスが持つ共通点について、ビジネスモデルを可視化することで紐解く。
課長2.0
おそらくはこの本が元ネタ。
コロナ禍を経てリモートワークが普及する中、これまでとは異なるマネジメントが必要になるという話。
金融用語
お金2.0
おそらくは以下の本が元ネタ。
仮想通貨やフィンテックを通じた新しい経済において、お金のあり方が変化したという話。
稼ぎ方2.0
おそらくはこの本が元ネタ。
クリエイターエコノミーによって稼ぎ方が変わったという話。それは会社員にとっても重要。
その他
仏教3.0
こちらの書籍などで紹介される。
日本の伝統的な仏教を1.0、上座系瞑想実践的な仏教を2.0として、それらを包摂する新たな仏教である3.0を提唱。
医療4.0
おそらくはこの本が元ネタ。
第四次産業革命にあやかって、AI、IoT、ロボットなどの技術を医療分野で活用していくことを医療4.0と呼んでいる。