#020 〜ではないのに anche se
一般的にはanche se
「〜ではないのに」をイタリア語で表現する場合、「nonostante che(接続法を伴う)」「anche se(直説法を伴う)」「pur non essendo」などの表現がよく使われます。文脈に応じてニュアンスが変わります。
例文
「今日は日曜や土曜ではないのに〜」をイタリア語に訳すと、次のようになります:
1. Nonostante oggi non sia né domenica né sabato, ~.
• 「今日は日曜日でも土曜日でもないのに、〜。」
• 「nonostante che + 接続法」を使った形。ややフォーマルで強調的。
2. Anche se oggi non è né domenica né sabato, ~.
• 「今日は日曜日でも土曜日でもないのに、〜。」
• 「anche se + 直説法」は、カジュアルで会話に適しています。
3. Pur non essendo né domenica né sabato oggi, ~.
• 「今日は日曜日でも土曜日でもないのに、〜。」
• 「pur non essendo」は「〜ではないのに」をコンパクトに表現。少し文学的な響き。
ニュアンスと使い分け
• Nonostante: 条件が逆であることを強調。「それでもなお」というニュアンスを含む。
• Anche se: 一般的な「〜にもかかわらず」。話し言葉で多用される。
• Pur non essendo: 状態や事実にフォーカスし、「〜でないにもかかわらず」を簡潔に表現。
例文の完成
「今日は日曜や土曜ではないのに、たくさんの人が公園にいます。」
• Nonostante oggi non sia né domenica né sabato, ci sono molte persone al parco.
• Anche se oggi non è né domenica né sabato, ci sono molte persone al parco.
• Pur non essendo né domenica né sabato oggi, ci sono molte persone al parco.
どの表現も正しいですが、Anche seが最も一般的です。
曜日の前にnéがありますが何を意味するんですか?
イタリア語の**“né”**は、英語の”neither… nor…”(「〜でも〜でもない」)に相当します。2つ以上の選択肢を否定するときに使われる接続詞です。
文法的な役割
1. 否定を強調: “né… né…” は「どちらも〜ない」という意味を表します。
• 例:
• Non è né domenica né sabato.
(日曜日でも土曜日でもありません。)
• Non mi piace né il tè né il caffè.
(紅茶もコーヒーも好きではありません。)
2. 否定の省略: 口語では、文全体にすでに否定が含まれている場合、1つ目の”né”は省略されることがあります。
• 例:
• Oggi non è né domenica né sabato.
(今日は日曜日でも土曜日でもありません。)
• ただし、文法的には最初の”né”を残すほうが正確です。
ポイント
• “né… né…” を使う場合は、主文に否定語(例: non)を置くのが基本です。
• Non mi piacciono né i film né i libri.
(映画も本も好きではありません。)
• 文脈によっては、前置詞(例: a, di, con)と一緒に使うこともできます。
• Non voglio parlare né con lui né con lei.
(彼とも彼女とも話したくありません。)
まとめ
あなたの例文で使われている “né domenica né sabato” は、「日曜日でも土曜日でもない」を意味します。この “né… né…” 構造を使うことで、選択肢をはっきりと否定できます。