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アバターとは?ビジネスになる未来がもう来てる。

「アバター」と聞いて、何を思い浮かべますか?

「あの目と目離れた青い人の映画?」と思った方、大人ですね。笑

ここ最近、特にZoom会議やオンライン出社、バーチャルオフィスなどが出現してから「アバター」の重要性が再認識されてきました。

ちなみにアバターとはサンスクリット語の「アヴァターラ」が語源で、化身・分身という意味です。

この記事ではとりあえず「バーチャル・リアル問わず分身」と認識していただければ大丈夫です。

私自身、自分で作ったイラストをアバターにブログやらTwitterやら、隠れて音声やらで情報発信をしていますが「アバターだからできてること」だと痛感しています。

「顔出しして情報発信はやっぱ恥ずかしいよぉ・・・」
いや、近々やるんですけど。

顔出ししてこんな気持ち悪いことも言えないので、アバターでの情報発信、かなり自由です。

ということで今回の記事では
・アバターとはなんぞや?
・アバターなんておこちゃまの遊びじゃないの?
・なんでアバターだと自由に振る舞えるの?

という疑問をことごとく解消していきますね!

アバターとはなんぞや?

「アバターって言ったら、ゲームとかのバーチャル空間の自分のキャラでしょ?」と私も思ってたんですが、調べ直してよかったです。

アバターロボットってめっちゃ市民権得てきてるんですね!

今、アバターと言えば、このアバターロボットと、バーチャルのアバターの二つを指します。

この二つの方向性が真逆すぎて面白いので、少しご紹介を。

アバターロボット、ANAとか政府がめっちゃ頑張ってる

アバターロボットというのは、簡単に言うと「その人の代わりに動いてくれるロボット」です。

お仕事ももちろんですが(遠隔医療などで活用されてますね)旅行も自分の代わりにアバターロボットにいってもらう計画も着々と進んでいます。

日経クロステックも【黒須もあ】というバーチャル記者を採用してますねw

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引用:https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00565/00036/

アバターロボットの本質は「意識・技能・存在感の瞬間移動」にあります!単にインターネットを介して遠隔地の映像を見るのとは違います。人が遠隔から操縦できるロボットを使うことで人の意識や技能、存在感を離れた場所に瞬間移動させる、まさに分身を創り出すかのようなロボットです。視覚や聴覚だけでなく、ロボットが触った感触を遠隔地で得るための触覚グローブなども開発されています。

視覚・聴覚は想像の範囲内として、触覚も再現するのだとか。

そして航空会社のANAはコロナで移動が制限される前から人がアバターインするためのアバターロボットをつくていました。

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引用:https://avatarin.com/avatar/

「瞬間移動」を可能にする。そのために生まれたのが、この“newme(ニューミー)”です。名前のとおり、このアバターは、いつもの私に変わる「新しい私」。ロボットではありません。ここに、あなたが「アバターイン」することではじめて人格が生まれ、「私」として存在します。

このロボット、コメント難しいな・・・。

個人的にアバターロボットで一番お気に入りはオリィ研究所のロボットです。

ツリ目な感じが可愛い。

実は、これらのアバターロボットは政府の肝いり計画の
【ムーンショット目標】が大きく関わっています。

二度見するレベルでぶっ飛んでるムーンショット目標

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ムーンショット目標1 2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現

サイバネティック・アバター生活
2050年までに、望む人は誰でも身体的能力、認知能力及び知覚能力をトップレベルまで拡張できる技術を開発し、社会通念を踏まえた新しい生活様式を普及させる。
2030年までに、望む人は誰でも特定のタスクに対して、身体的能力、認知能力及び知覚能力を強化できる技術を開発し、社会通念を踏まえた新しい生活様式を提案する。
引用:https://www8.cao.go.jp/cstp/moonshot/sub1.html

どこかのベンチャー企業がなんとなく言ってるんじゃなくて、政府なんですよ・・・。

この目標の背景はひたすらに「少子化による労働力の不足」があります。

ある程度歳いっても「アバターでカラダしんどくないねんから自分もちゃんと働きや」ということです。

わーお、生涯現役ィィ!

まぁあと9年後に

2030年までに、1つのタスクに対して、1人で10体以上のアバターを、アバター1体の場合と同等の速度、精度で操作できる技術を開発し、その運用等に必要な基盤を構築する。

こんなマルチにアバターロボット動かせるようになる気がしないですが。

あとAIとの住み分けも気になりますね。
同じロボだけど、中身が人かAIか。

人の触覚とかの感覚再現頑張るくらいなら、AIの方がもしかして効率よくない?みたいな。

そのへんも機会があれば掘り下げてみたいです。

バーチャル(仮想空間)アバターも企業が続々参入

アバターロボットだけでなく、バーチャルのアバターにチカラを入れている企業も多くあります。

このクオリティに賛否両論はありますが、JTCがバーチャル旅行のサービスを発表しました。

このサービスは、自分のアバターがバーチャル空間を旅行できるというものですね。

たしかにグラフィックが初代プレステと言われるのも納得ですが、体験を大切にしているからJTB的にはOKということです。

いろいろ整ってきたら、ゲームのアサシンクリードくらいにならないかなぁ・・・。

VRでこんな世界を旅できるのもそう遠くなさそうです。

接客でアバターを採用している企業も結構あります!

ワコールは3Dスキャナーで測定し、AIが提案した内容をアバターを介して接客するサービス【パルレ】をはじめました。

中の人はAIではなく、人であるのもポイントですね!

「アバターは空間と時間を超えて人間の可能性を広げるツールだと思っている。地方の販売員の方が、来店客が少ない時間帯に、混雑している銀座の店舗のアバターをリモートから操作することもできる」と下山氏。アパレル業界では女性販売員が多く、出産、育児により休職、退職する人も少なくない。しかし、そうした形で店舗勤務が難しくなり知識が活かせなくなった人でも、パルレを使えば自宅からでも接客が可能になる。また、何らかの身体的障害によって「活躍の場が狭まっている方にも、アバターは可能性がある」とも付け加える。
引用:ワコールの「アバター接客」が広げるファッションテックの可能性--人が中心のDXを

こんなBtoB向けアバターサービス・遠隔接客クラウドのTimeRepは2020年大躍進。

TimeRepを開発した株式会社UsideUのプレスリリースを見ると、どれだけの企業が急ピッチでアバターを採用しているかがわかります。

株式会社UsideUのプレスリリース一覧

自分たちがバーチャルアバターを使う機会は?

最近よく「バーチャルオフィス・バーチャル出社」って聞きますよね。

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引用:https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00380/00025/

代表的なのが米国の「VirBELA」。豪華なオフィスを模したCGの世界で、社員の分身であるアバターが動き回る。自分のアバターを同僚アバターの近くに移動すると、こちらの声が相手に聞こえる仕組みだ。

バーベラと読むそうですが、最近では神戸市がこのVirBELAを使ってスタートアップ交流会をしたそうです。

神戸市、バーチャル空間「VirBELA」でスタートアップのピッチ&交流イベントを開催

あと面白かったのが、バーチャル上で学会を実施する方法というページが学会運営ジャーナルでありましたw

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OculusなどのVR機器を用いて学会に参加することも現実的にありそうです。

このように企業提供のプラットフォームだけでなく、公共の場の集まりであったり、オフィスへの出社もバーチャルになっていく動きも急速になっています。

ついに国産のクラウドオフィスも登場しました。

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引用:https://risa.ne.jp/

CLOUD OFFICE RISAは
さまざまなビジネスシーンで活用できる
バーチャル空間上のオフィスを提供しています。
在宅勤務の人も、オフィス勤務の人も、
どこにいても「居場所」を共有できる新しいオフィス体験をあなたに。
引用:https://risa.ne.jp/

ものすごい勢いでVR・バーチャルのプラットフォーム開発が進んでいます。

アバターがビジネスや生活のポイントになってくる

これから世界が「テレポートできたら解決やん!」と足並み揃えてテレポーテーションを研究したり、「サイボーグ化したら解決やん!」と攻殻機動隊よろしく人間を改造したりという方向性にならない限りは、アバターロボットも、バーチャルアバターも非常に重要なキーワードになってくるのは明白です。

アバターロボットの方は時間はやっぱりかかりますけどねw

でもバーチャルアバターはもう今から慣れてても絶対に損はありません。

今回書き切ろうと思っていましたが、長くなっちゃうので、また別で「アバターを自分のビジネスで使うポイント」や「情報発信とアバターの親和性の高さ」などもしたためていきます。

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