Catch the BulletのLPがクラウドファンディング風で新くて気になる
ネットビジネスをされている方ならご存知のCatch The Web社。
その新しい案件のLPがなかなか画期的だったのでnoteに書くことにしました。そのLPがこれ。
https://ctb.ctw-contents.com/member/bakuage?id=3
なんかいつもと雰囲気違うなーと思っていたら、そう。Maku○ke風味なのですw
「クラウドファンディング型体験Webセミナー」て言っちゃってますしねw
しかしただパロってると思うなかれ。
このクラウドファンディング風味なLPがこれからの売り込まれている感を無くす糸口になるような気がしています。
その理由を自分で整理がてらnoteにしてみました。
ちなみにこれはデザイナー的にはパクリにはなりません。
キーカラーは似せているけど、レイアウトなどがぜんぜん違うので、これはオマージュの範囲内だと私は判断しています。
またBakuageってのがちょっとフフってなりますよね。笑
Makuake風味のBakuageの内容は?
件のLP、Bakuageは
バレットグループという広告費年間40億円を運用する、広告運用のスペシャリスト集団から広告運用ノウハウを教えてもらうための講座「Catch The Bullet」を開講するためのハードルをみんなで超えていこう!
的な内容です。
具体的なハードルはこんな感じ。
Catch the Bullet実現までのストーリー
【STEP1】CTB(仮)Webセミナーに200名以上参加
【STEP2】Catch the Bullet月額コースに150名以上が参加表明
【STEP3】晴れてCatch the Bulletが開講!
ある程度の人数が集まらないと開講できないので、興味のある人は参加&参加表明をしてください!という内容ですね。
実際は参加するのにお金を払うのですが、その点に触れていないのが今回のミソです。
セミナー参加ではなく「応援購入」。なぜMakuake風味なのか
こっちがMakuake。https://www.makuake.com/project/taiyo07/
こっちがBakuageです。
めっちゃ意識していますね!笑
「応援購入」という言葉が最近浸透してきましたが、仕掛け人はMakuake社のようです。
今回のBakuageも「プロジェクトを支援する」ではなく「応援購入」であるのもポイント。
Makuake(マクアケ)は、
世の中をもっとよくするチャレンジが毎日続々と登場するアタラシイものや体験の応援購入サービスです。
Makuake(マクアケ)用語説明
私もいまさら知ったのですが、Makuake社はサイバーエージェントの関連会社だったんですね。2013年からって思いの外歴史ある会社でした。
そんなMakuake、企業は「クラウドファンディング」は求めておらず、「テストマーケティング」の場を求めていると気付き、そこから需給がマッチし、成長につながっていったそうです。
設立当初、私の頭の中でも「クラウドファンディング」という概念を指す言葉を、産業支援のための「資金調達」と捉えていました。しかし、昨今ではクラウドファンディングという言葉そのものが“バズワード”として浸透し、目的やニーズによって「投資信託」「予約販売」「寄付」など捉え方が多様化しています。その言葉に踊らされていたことが、我々の成長スピードを遅らせていました。
クラウドファンディングを標榜せず マクアケが広げる「応援購入」
「支援」となると、一方的に助けるようなイメージになりますが「応援購入」となると「応援しつつ商品も受け取れる」と双方にメリットがあるようなイメージになります。
そしてベースが人の厚意ではなく、あくまでもビジネスであることもユーザーと会社が適切な距離になっている要因です。
今回のCatch The Webの「キャッチザバレット」は結果的に開講がすでに決まっている出来レース的なものであったとしても、ユーザーも参加できる体験型の売り方ができているLPであることは確かです。
そして普通に講座を売るのと、今回のように「応援購入」とするには購入する人のスタンスが非常に大きく変わってきます。
「応援購入」だと売り込まれてる感が薄い
Makuakeでは企業がテストマーケティングしたい商品を多く取り扱っていますが、その名の通り「そんな素敵な商品はぜひ世に出してほしい」と商品に魅力を感じた人が、その商品をいち早く手に入れるためにお金を投じます。
そしてそれをMakuake社では「応援購入」と呼称しています。
特定のプロジェクトに共感・応援をし、ものや体験を購入することを「応援購入」といいます。
この「共感・応援」が普通の商品購入と大きく違うポイントです。
普通に商品やサービスを購入すると「メリットを享受する」と受動的なスタンスになりますが、応援購入になるとそのプロジェクトに意見を言ったり、コメントをする場が設けられ「商品づくりに参加している感」が出てきます。
ここがただ単に「サービスを享受している」のと「商品づくりに参加している」のとの大きな違いです。
実際にこのキャッチザバレットのLPではコメント機能があります。
コメント機能のあるLP自体は珍しくないのですが「参加者意識をもたせる」というネットビジネスの鉄則をこんなに違和感なく盛り込んでいるのはなかなかありません。
クラウドファンディング型体験Webセミナーは伊達じゃないです。
また、人数や時間のカウントもうがった見方をすれば煽りと受け取られかねませんが、クラウドファンディング風味にすることによってそれも違和感なく自然に取り入れられています。
もともとCatch The Web社の商材は良質なものなのですが、今回のLPは今までで最大限に「ネットビジネスの胡散臭さ」を消したものと言えるでしょう。
「情報を希望する」ではなく「参加表明」
蓋を開けてみれば、1万円ほどでWebセミナーに参加するのですが、申込みの際に「Catch The Bulletに参加表明をする」かどうがを問われます。
これは恐らくWebセミナーだけではなく、キャッチザバレットの開講にあたり具体的な情報を希望するか?という内容の問なのですが、ここも「立ち上げメンバーとして参加表明する」とコミュニティに参加する感満載の言い回しで聞かれます。
ここでも「参加している感の演出」は文句なしに満点です。
もうこの時点で申込者の大半は講座「Catch The Bullet」に参加する気満々になっているので、少々強気な価格が出ても参加する方はかなり多いでしょう。
私も価格によったらぜひ参加したいと思っています。
このLPの最大の狙いは「運営とユーザとの一体感」
今回のCatch The WebのLPでは狙いというか目指しているものがきちんと書かれています。
Catch the Bulletは、
我々で一緒に作っていくサービスです。
この機に参加していただける方のご要望は、
私が責任をもってBGテクノロジーへと届けます。
だから、皆で力を合わせて、
BGテクノロジーを筆頭としたバレットグループを引っ張り出しましょう。
そしてCatch the Bulletの立ち上げメンバーとして、
我々でアド運用を攻略しましょう。
一緒に作っていく、皆で力を合わせる、立ち上げメンバー
と「我々は同士だ!」という雰囲気を出し、同じ目的に突き進む感をこれでもかと演出しています。
みんなでアド運用を攻略して、バレットグループよろしく儲けようぜ!ということです。
一緒に「アド運用」という攻略対象に向かっていく構図がもうすでにできあがっています。
LPはことさらストーリーづくりが大切
Catch The Bulletの講師として参加する(予定の)バレットグループは記事型LPに強いノウハウがあるようです。
記事型LPとは、体験した記事のようなLP。こんなやつですね。
https://armpapa.com/cellula-w-45-yo04
化粧品の広告をクリックしたらビフォーアフターの写真とか個人の感想とかがあるページを見たことがある方も多いでしょう。
冷静に考えたら「一介の主婦が独自ドメイン取って、こんなライティングしてLPつくってってスキル半端ない」って思うんですが、割と体験談も生々しくてついつい読んじゃうあれです。
これからの小規模ビジネスで今まで以上に大切になってくるのは「共感・応援」する意識だと思います。
今回取り上げたBakuageのLPでは
「Catch The Bulletってアド運用みんなで攻略するための講座を開講するためにみんなで力を合わせよう!作り上げよう!」
というストーリーがありました。
もう単純に「こんな素晴らしいサービスなんです!いかがですか?」と商品のメリットを訴求するだけでは売れなくなってきているんです。
「こういう背景、ストーリー、スタンスに共感した」でユーザーが行動するようになってきてるんですね。
私もまだ至らない点も多いですが、強者のノウハウを掠め取りつつしたたかに立ち回りたいと思います。
P.S.
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