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プラモデル~筆塗りでいこう!~

さてさて講釈を垂れるほど上手ではありませんが(というか下手・・・)

今回は筆につける塗料の量についてと重ね塗りについてです。

塗料皿に塗料を出して(今回は半光沢なのでフラットベースを混ぜています)薄め液で2倍ほど薄め液で薄めます。水性塗料なので、ここで更に2~3滴精製水を混ぜます。場合によっては3倍希釈にする事もあります。

筆をちょっと斜めにして塗料をチョンとつけます


筆を塗料に突っ込んだら即、繊毛現象で塗料が上がってくるのでチョンとつけるだけといったイメージで、、、


これは写真を撮るために片手でやったのでつけすぎです。三分の一くらい先っちょにつけると言うより「浸す」という方がしっくりくるでしょうか?

で、こちらの面では塗装はしません。筆をひっくり返してみると・・


こんな感じでポタっとはなっておらず、塗料が伸びているのでこちらの面を使って塗ってゆきます。


ここでやってしまいがち、、、というか常識だと思われているやり方はしません。塗る面をパレットのように考えて塗りたい範囲の真ん中くらいに塗料をつけた筆で「触る」程度の感覚でいったん乗せてしまいます。


何故かというと最初に筆を置いた場所に一番多く塗料が乗るからです。

一度塗料を乗せてから(塗る事そのものは一方向)広げていく感覚です。この画像だと乗せた所の左側の塗れていない部分を目指して、塗料が乗った部分を延ばす感じ。ざっくりですが、番号の順。


それでも塗った所は最初に乗せた所が濃くなるので・・・


こんな感じでムラだらけになります。ちなみに左上が1回目の塗り。右上は2回目の塗りです。最初はまぁこんなもんです。


まだムラだらけですが左下が8回目、左上が6回目です。右上の所のムラが結構あるのですが、コレわざとやっています。

画面左端の1回目しか塗っていない部分と重なる部分なので、わざと塗り残し部分を作っておきます。

10回目で船尾の部分は塗り終わりました


ちょっとデコボコが目立ちますが、この後に1万番以上のペーパー(神ヤス)の使い古したもので様子を見ながら撫でていくと、少しなだらかになります。ただし!・・・ペーパーを当てると艶が出てしまうというジレンマに陥ります。

トップコートすら使えない環境なので、まぁこれくらいで妥協する事が多いです。

塗料皿の塗料が減ってくると塗り心地や濃さがだいぶ変わってしまうので


これくらい減ったらもう容赦なく入れ替えです。ここで少しだけシンナーを使って皿をビシっと綺麗にして、また塗料を入れます。

前回ドロッパーボトルの紹介をしましたが、1滴ずつ出せるので数を数えながら入れます。ズボラな性格なので神経質に何滴だから!なんて事はしておらず、適当にこれくらいでいいや~とやっていますが、そもそもの塗料の色が同じで、薄め方が変わるだけですので、都度都度調整しています。

塗料が減ってくると濃度が変わるので様子を見ながら、薄め液なり精製水なりを足してやっています。

平面は一度に全部塗ろうとすると(経験上)上手くいかないので、適当にブロックに分けて塗り進めています。

いつもはファレホを使っているのですが、今回は久々に水性ホビーカラーを使ってみる事にしましたので、失敗前提です。。。

被検体はハセガワの1/450大和で全長60センチくらいで面積が大きいので、ファレホだと足りなくなるなぁと思い入手性の高い水性ホビーカラーにしました。

今回の大和はエッチングパーツ無しモデルなので4千円。なので失敗するために作っている節があります。これが出来上がったら同じものをタミヤのアクリルミニを使って使い心地の違いを試してみようと思っています。

ただ、、、アクリルミニだと溶剤臭が水性ホビーカラーよりも強いので、猫の健康のためには水性ホビーカラーの方がいいかな?と思ったりしています。もちろん換気しながらですが、それでも猫の体の大きさは人間の大きさからみると相当小さいので、人間が受ける影響の何倍・何十倍も害があると思っているのでなるべく溶剤の量が少ない方がいいですね~。

猫を飼っているといくら掃除をしても空気中に毛が舞って、塗っているそばから付着するので厄介です。乾燥させている時にもくっつくので(ホコリが入らないように箱を被せますが)もう諦めました笑

塗料は指で触れるくらい乾燥しても完全乾燥はしていないので、ある程度色が乗ってきたら1週間空けてから更に重ねるようにしています。重ねれば重ねるほど乾くのが遅くなるので、ほどほどで作業を終えるようにしています。

半乾燥状態でも塗り重ねは出来てしまうので、ここは結構大切な部分だと思っています。今回の大和の塗装の出来上がりは多分ボコボコ状態になるのは見えていますが、大面積はムラとの闘いですので練習だと割り切って作っています。

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