Summer League Grizz
去年から一気に環境が変わり、ゆっくりとPodcastもこういったnoteへの文章も書く余裕が少なくなってしまい…。気がつけばドラフトが終わり、サマリが終わってた。
思えばもうあの日から1ヶ月ぐらいは経った。
期待に胸を膨らませ、クリンガンの指名を待った日。
トレードアップの噂が出て、ついにみけれが欲しかった選手を指名する日が来た!と思ったら、まさかのホーネッツは指名権をトレードせず。センター十分いるブレイザーズに持っていかれ、あれほどやめてほしいと思っていたイーディーの指名に思わず、営業車の中でFワードを叫んだあの日。
2巡目に関しては全く調べもできていなかった、ウェルズとスペンサーを指名。
未知数のメンバーを迎え、サマリぎりぎりにロスターを発表。カナダ代表を蹴ってまで、サマリに出ると言ってくれたイーディーに期待しながら見たサマリ。あれよあれよと決勝まで進んだサマリ。久しぶりに楽しく見れたサマリだった気がする。
そんな夏のグリズリーズ、独断と偏見で評価します。
サマリグリズリーズMVP
スコッティー・ピッペン・ジュニア
これはサマリグリズリーズを見てた人なら文句なしでしょう。常にインバウンドから相手ハンドラーへプレッシャーをかけ続け、オフェンスではチームをしっかりとコントロール。リム周りのフィニッシュはポロポロと落とすところは気になったが、そこまでの持って行き方はさすがの一言。スティール数もベガスに行ってからは急上昇。サマリにいた各チームのハンドラーへ格の違いを見せつけた活躍だった。サマーリーグMVPも彼でよかったのではなかったかと感じる活躍であった。彼に本契約をあげましょう。モラントのバックアップは彼で務まる気はします。
GGジャクソン(B+)
サマリ1stチームに選出。さすがのポテンシャルを随所に見せてくれました。ただ個人的に気になったのは相変わらずのシュートセレクションの悪さ。それは打たなくてもよかったのでは…?というシュートや、ファウルをもらいに行って笛が鳴らない当たり方をしたり。などもっと改善できるところはあるのではないかと感じる場面が多かった。オフェンス面はのびのびとやりたいようにやらせてもらっていたので色々大目に見ないといけないが楽しそうにやってるのは見てて気持ちがいい。ドライブからのユーロステップやフィニッシュに持っていく際のフットワークが多彩になっていたのは今シーズンの楽しみなところ。笛が鳴らずに抗議してディフェンスに戻らない場面なども見られ、まだ若さが目立つ場面もあることから少し辛めだがこの評価。
ジェイク・ラレイビア(A)
この評価はグリズリーズファンでも意見が分かれると思う。もちろんオフェンスではもっとできるんじゃないかと思う場面、3年目のサマリにしてはまだまだなんじゃないか。という印象は正直ありました。ただ個人的にこの評価にしたのは、彼のディフェンス。昨シーズン、ディフェンスで穴になる場面がかなりあり、なかなかNBAでも安定した時間を与えられるかが不安であった。サマリというレベルではあるものの、手の使い方や脚の動きなどかなり改善されているように感じた。現段階でグリズリーズのウィングに求められているの、ディフェンスと3ポイント。安定してシュートを決め続ければローテーション入りも現実的になるのでは。
ザック・イーディー (B)
出てる時間の印象はやはり凄まじい。ただ怪我に悩まされ、しっかりとした時間を見れなかったのでこの評価。オフェンスはポストプレーが基本。ただサマリとシーズンでは役割が違う。シーズンが始まるとあくまでモラントやシューター陣へのスクリナーがメインの仕事になってくる。カレッジ時代は1stオプションでやっていたが、そのエゴはグリズリーズにはいらない。スクリーン・リバウンド・リムプロこれだけ。肩の力を抜いて求められる仕事を遂行してくれれば結果はついてくるはず。ユタ初戦のチップインがハイライトになったようにゴール下の強さは証明して欲しい。意外とスイッチでスリーのチェックでファウルしないのは思ってたより良かったなと感じる。
キャム・スペンサー(B+)
NCAA優勝のシューター。クリンガンは来なかったけど別のUCOON戦士がグリズリーズに。イーディー同じく怪我のせいで出れない試合も多く評価は難しい。とはいえ、オールドルーキーということでオフェンスでの選択は間違えたことをしない。シュートを打つセレクションはルーキー離れしている。ゲームを通しての落ち着きなど評価できるポイントは結構多い。もちろん身体能力はそこまで高くないので、能力系の選手とマッチアップした時にどうなるかはわからない。あの見た目で結構トラッシュトークするタイプというのも結構グリズリーズらしくて好きです。期待値はかなり高いです。
ジェイレン・ウェルズ(B)
君はほんまにわからん。シューターやと聞いてたけど、外し方がシューターのそれじゃなく、右に左に上に下に外れる。外れ方に安定感がない。ただ気づいたら20点取ってたり、ゲームウィナーのフローター決めたりする。最初は緊張で表情がかたいのかなと思ってたんですけど、どうやらポーカーフェイスのよう。陽キャ集団においてビンスのような異質枠として、キャム同じく活躍してくれることを祈る。
トレイ・ジェミセン(B)
サマリ終了とともにウェイブされてしまったけど、サマリでも昨年のシーズン同様にチームにエナジー注入するようにとりあえず全力で全部ダンクします。ディフェンス脚動かします。みたいな感じでした。ポストで持ってもシュートまでいけない。ハイポストで持ってもそんなにハンドオフが上手いわけでも、アシストパスが出せるわけではない。求めるレベルが高いので仕方ないが、これから優勝に向けて走り出すチームには残すのは難しかった。去年のケガ人シーズンを共にした思い出は忘れません。ぜひBリーグへ。
アイザイア・ミラー (A)
スタッツではそこまで突出するものはないが、今回のサマリチームで1番印象に残ったのでこの評価。サマリ初戦は空回りでミスが続き、厳しいかなと思った。ベガスに行ってからもまだまだ改善してほしいところは多いが、あのジャンプ力は魅力。ディフェンスでもピッペン同じくインバウンドからしっかり追い回す、最後まで諦めずについていく。基本的なことかもしれないが、これができるのは印象的でした。ハッスルに囲い込んでください。Gリーグに残れば河村との共演も?
デジャン・ジャルー(B)
元気に右に左にオフェンスを展開。アシスト数が伸びないのはプレイスタイルがそうだから。スペンサーがドフリーでも自分でシュートまでいく姿勢嫌いじゃないけど決めてくれ。と思う場面も多い。君はBリーグで愛されると思う、ぜひ日本に来てくれ。笑顔が素敵なので結構好きです。
ティミ・アレン(C)
去年ハッスルで大半を過ごして、終盤に少しグリズリーズでも見たけど何ができるのかあんまりわからないプレイヤー…。ハンドリングが特段良いわけでもなく、シュートが上手いわけでもない、スピードがあるわけでもない。今回のサマリでも特段目立ったプレイはなく、オープンのシュートも決めてる印象がない。ハッスルですかな。
ドリュー・ペンバー(C+)
今年の地元枠です。ナッシュビル出身のビッグマン。プレイタイムを多くもらえず、そこまで印象はないが、ストレッチビッグとしてスリーを決めたり、アリウープの合わせでダンクしたりと少ないチャンスでしっかりとアピールはしていたのでは?マシューハートの後釜としてまずはハッスルへ。
キボン・ハリス(C)
出てました…?全然印象がないです。
DJジェフリーズ(C)
出てましたっけ…?多分ハッスルですかね。
カイル・キャスリン(C)
あなた試合出ましたか…?
フレディー・ギレスピー(C)
チラッと出てたけど、結構サマリレベルで好き勝手されてる印象あるのでハッスルに残るんじゃないでしょうか?この人確かナゲッツにいましたよね?
HC ジェイソン・マーチ(A)
昨年までハッスルのヘッドコーチとしてチームを牽引。昨シーズンも数々のGリーガーをNBAチームへ送り、手腕を買われ今シーズンからグリズリーズのリードアシスタントコーチへ昇格。ケガ人やらで難しい選手事情をうまくコントロールしてしっかりとサマリファイナルまで導く。ユタでのシクサーズ戦でゾーンを組んできた相手にも戸惑いながらもしっかりと対応。今年からジェンキンスの右腕としての活躍を期待したい。
前回のサマリ優勝以降久しぶりに勝てるのではと期待してたので、優勝できなかったのは残念ではあるものの若手たちを可愛がる意味では非常によい時間でした。(前回もモラントがサマリはプレイせずに優勝。今回もイーディーがプレイせずという状況が重なったので)
去年は悔しいシーズンでしたが、今年は見返してやりましょう。