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宇宙138億年の旅

子供が夏休みのため、子供と東京・上野の国立博物館に行った。 
目的は、巨大な恐竜の化石や模型を展示した「特別展 化石ハンター展」と「常設展 地球館」。

正直なところ、テンション高く、期待をもっていったが、期待が高すぎた。
感想は、まあまあ。

しかし、その中で、想定外の経験ができてよかった。

「特別展 化石ハンター展」を見終わり、「常設展 地球館」に移動する途中、人が並んでいるので見てみると、「THEATER(シアター)360」という、「宇宙138億年の旅」を見れるシアターらしい。

興味ありあり、列に並んだ。

結果、これは非常に良かった。予定していなかった「宇宙138億年の旅」

ドーム状の中で、360度全方位で、宇宙の歴史を迫力ある音響とともに映像でみれるシアターを経験できた。

宇宙138億年の歴史を、ほんの5分間で見るもので、あまりにも展開が早すぎて、頭がついていけなかった部分もあるが、大音量の音響と、360度に広がる映像と、ナレーションで、あっという間にビッグバンによる宇宙創造、天の川銀河の誕生から、太陽の誕生、地球の誕生に至るまで、映像と一体となって見ることができた。

復習すると、こういうことだ

https://www.kahaku.go.jp/exhibitions/theater360/pdf/THEATER360_univers.pdf

パンフレットには以下のよう書かれている。

宇宙138億年の旅 -すべては星から生まれた-
宇宙は138億年前のビッグバンによって始まりました。生まれたての宇宙は、
想像を絶する高温・高密度でした。
宇宙はその後膨張を続け、水素ガスのかたまりから最初の星が誕生しました。
さらに網の目状の大規模構造の中で、無数の星や銀河がが誕生しました。
その中のひとつが天の川銀河です。
そこで太陽が生まれ、私たちの地球が誕生しました。
人間の体も、もとは星の一部だったのです。(国立博物館HP「宇宙138億年の旅 -すべては星から生まれた-」より)

(国立博物館 THEATER360より)
 

はるかかなたの138億年前のビッグバンによる宇宙の始まり。それから、天の川銀河ができて、太陽が出来て、地球が出来て、そして人類が地球に生息し、長い歴史を経て、自分が今ここに生きている。

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天の川銀河


世界史で覚えた古代四大文明(メソポタミア文明・エジプト文明・インダス文明・中国文明)なんて、ほんの8000年ほど前のことで、宇宙や地球誕生からの歴史からすると昨日のようなことだろう。

どれだけの年月をかけて、星々が誕生し、太陽が誕生し、地球が誕生し、そし地球人類が住むことができる環境が整えられてきたのか。

宇宙の「意思」によって、このような宇宙の誕生があり、地球環境が整えられてきたのではないか。
「偶然」ではなく、「意思」をもって宇宙創造があると思うのである。
「偶然」に生きているのではなく、「意思」をもって環境が作られ、生命が誕生し、生かされているのではないか、と私は思わざるをえない。

どれだけの恩恵でもって地球人類は広大な宇宙の中で、太陽、地球によって生かされているのか。

そしてこの宇宙的視点にたったとき、地球人類が同じ地球人同士で争いあっていることがいかに愚かなことであるのか。
今の地球人類は視野が狭すぎるのではないか。
この広大なる宇宙を見よ。
地球人類は宇宙的視点に立って物事を考えるべきではないか。

国立博物館を後にして、上野公園の不忍池(しのばずのいけ)にった。
子供達と足漕ぎボートに乗り、、夏の夕方の心地よい風に吹かれながらそんなことを考えていた。

 

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