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あちこち旅行して歩いていた頃のこと

今でこそたまに近場の温泉に行く程度ですが、

20代の頃はお金がちょっと貯まって休みが少しあると

もうどこかに行きたくてたまらなくなりました。

「青春18きっぷ」というJRの普通列車が取り放題と言う
使用期間限定の切符がありそれを使ってあちこち旅行に出てました。

今でも思い出す、割合長期の旅行としては

仙台から東北本線で北上→(その頃は青函連絡船がありました)→北海道函館→小樽→フェリーで日本海を敦賀まで→JRで京都(しばらく滞在)→山陰経由で九州福岡→主にJRで九州各所を巡る→大分別府→この後四国まで行く予定が親戚の不幸の連絡があり予定を早めて→倉敷→東京→仙台帰宅

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↑地図に図解。雑な図ですが私この程度のことしか出来ない😅

この様なルートで約1ヶ月ほどもフラフラと
ユースホステルを泊まり歩く旅をして歩いたことがあります。

良く行ったなぁ、面白かったなぁ、

もうこんな旅はなかなか出来ないよ、としみじみ思い出します。

こんなふうなひとり旅に自分何を求めていたのか、
と今になって考える事があります。

自分が居る「ここ」と言う場所、自分の現在地でない場所に
行ってみたかった、のが多分大きいです。

自分がイキイキ過ごせる場所が「ここ」で無いどこかにある、
と思っていたのでしょう。

つまりそれは

「今ここに居る事に満足出来なかった」
「場所を変えれば何か新しく素晴らしい事がおこる」
「新しい出会いがある」

ように思っていたのですね。

この旅行のしばらく後に私はひとりで
ヨーロッパ(フランス、ドイツ、スペイン、イギリス)を
42日間に渡って旅する事になります。
行きと帰りの航空券だけ買って、あとは全部現地に行ってから
宿を現地に行って取ってカタコトの外国語で話し
鉄道に乗ってあちこちを巡りました。

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↑パリで泊まったホテル。安宿です。でもそれなりに居心地が良かった。

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↑持って行ったカバンを置いてホテルの部屋でパチリ。これはスペインだったかな。「写るんです」1個だけ持って行ったので、記録としてこの程度の写真を撮っただけです。「写るんです」では自撮りは出来ません😁

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↑モンサンミッシェルの古い絵葉書。昔は鉄道まで通っていたんですね。

貧乏旅行だったのでお土産と言っても絵葉書程度です。たまに見返すとその時の気持ちが甦りますね。でももう所有だけしていても仕方ないので絵葉書として活用して少しずつ断捨離し始めてます。

貴重な体験と海外の風物はとても刺激になり
自分の成長の糧となった事は間違いないです。

そしてその果てに自分が思い至った境地は

自分はどこに居ても何をしても生きていける、

そして

自分の居場所(居心地の良い場所)は自分で作るしかない

と言う事でした。まぁ、当たり前っちゃ当たり前の事です。
だけどあちこち自分の足で歩いて経験し、
腑に落ちた感覚を得られたと言うのは大きかったですね。

自分で自分の居心地の良い場所を作る、作ろうと
何となくながら決心できたのがこの長い旅の大きな収穫ではありました。

↑と、ちゃんと気づけたのは振り返ってだいぶ経ってからなんですけどね。

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↑フランスからイギリスまで渡るフェリーで一緒になった子。もう名前も覚えてないけど、どこで何してるかしら?


今、もし機会があって同じような旅に出られるとしたら、

国内ならともかく、海外はもうどうかなぁ(笑)

慣れない外国で重い荷物を持って、言葉が通じなくて

自分一人が頼りで。楽しいだろうけど

無事に帰って来れるか、もう自信ないわ〜😅



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