「探しものは何ですか？」
ある時、家でダンナが探し物をしていた。その日は珍しく出張帰りで、大きな出張荷物を片付け作業中だった。その出張で、仕事先で会った取引先からもらった名刺を探しているらしかった。あちこち荷物をひっくり返し、財布や手帳の間も探してみたが見つからないらしかった。
その様子を見ていたみけ子、「こっちのカバンは？小物入れの中は？ポーチの中かも？」と言って自分も軽く探すのを手伝ったのだ。
だけど、その時のダンナのひと言。「ああもううるさいな💢もうそこは全部探したんだよ‼️探しだけどないの‼️」とイライラMAXで人の親切心など受け取れない様子。
まぁ、そうだね。人が周囲からゴチャゴチャ言っても見つからないものは見つからない。本人が一番、無くし物のありかの見当はつくはずだ。外野には分からないよ。
そう言う事が一度あったので、その後はみけ子は学習し、ダンナの「無いっ！アレがなくなった‼️」状態には感知しない事に決めた。よく無くしものするんだよね、私もダンナも発達障害だし💦
そしてそれからまた何年かたったある日のこと。その日も何か、ダンナは探し物をしていた。何かとても大事なものらしい。しかしみけ子は以前、探し物をしている最中のダンナに話しかけて怒られているので、内心(あ〜、またか)と思っただけでひとことも発せず、手伝いもしなかった。当たり前だ。余計な口出し手出しをして怒られて、また再び怒られる事を繰り返したりはしないよ。
そうして、何分かが過ぎた時。ダンナがまた苛立ってみけ子に言った。「オレがこんなに困っているのに、何にも言わないで無視する訳⁉️」おお、そう言う反応ですか。それならとみけ子は返した。
「何か言うって『あ〜あ、またモノ無くしたの？何度無くせばいいのよ？あなたの不注意にも困ったものだわね！』とでもいえばよかった？前に同じくモノ無くした時、あなた何て言った？一緒に探そうとしたのに、うるさいなっ、今大事な物を探している最中だから、邪魔するな‼️って言ったのよ。だから私は何もしないで見てたの。なくしたのはあなたの物で、私のじゃない。出て来なくて困るのはあなた。私には何も関係ないから。」必要な事だけ言って、後は面倒だから風呂に入って寝てしまった。
焦ったり、何かに気を取られていて他の事に気が回らない時は、外野が何か言ってもほとんど効果的でない。むしろ邪魔だったりする。冷たいようだけど、そうやって人との間に線引きをしないといつも周囲に振り回され忙殺されて、本来自分がやるべきことが出来なくなっちゃうよ。相手が助けを求めている時は手を貸すけど、そうでない時は極力本人に任せて手を出さない。余計な手助けは相手の成長の機会を奪うからね。
結局その探し物は、見つかったのが会社にデスクだったそうで💦自分が忘れてただけなのに、イラついて周囲に八つ当たりでは困ったもんだわね ┐(´д｀)┌
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