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最低基準を下目に設定すると幸福度は上がる(笑)
みけ子は昭和30年代半ばの生まれで、まだ街なかは戦後の雰囲気が残っていた頃に育った。
新築で引越した家はまだ汲み取り式のポットン便所であったし、飲み物は粉ジュースだった時代だ。もう今とは感覚的に100年以上前って感じ(笑)
世の中の進歩には驚くばかりだ。パソコンやネットが普及し、今やスマホを持っていない人は珍しいし。様々な考えの人がその人なりの立場で気軽に情報収集も発信も出来る。凄い世の中になった。
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みけ子の民泊掃除の仕事。駅から徒歩圏内のとても便利な場所であるし、利用率もまずまずだ。バス、トイレキッチン付きで大人数でも気兼ねなく泊まれる。これが1人数千円で利用出来るのは悪くないと思う。
民泊施設のあるアパートは鉄筋コンクリート作りで古いけれどしっかりした建物である。ちょっとの地震で傾いたりも無いだろう。事実、先般の東日本大震災にも耐えて現在も満室で運営しているみたいだから。
ただまぁ、多少年数を経た建物だから不便な事もなくは無い。電気の容量がこの建物の施設や規模では精一杯なんだろうが、あっちもコッチも同時に電気製品を使うとブレイカーが落ちる。そして窓が二重サッシの時代の建物では無いので冬場はやや寒い。結露も多少ある。
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私自身は昔の作りの一戸建の冬の寒さは知っているからどうって事ないが、今のハイスペックの最新マンションしか住んだ事ない人には、これは驚く事かも知れない。
泊まったゲストによっては、その状態を容認出来ない人も居るのではないか。中途半端に古くて、でも古さを売りにする「古民家」的な宿でも無いから。
自分が良いと思えるレベルが普段から高いと、少しでもそれに届かない部分に不満を持つ。それは分かるんだけど、そういう考えだときっと幸福度は下がるよね。
いつも良い暮らしで不足なく不便もなく、不自由な思いもしていない。不自由ではないから、現状から考えて改善しようという思考には至らないだろう。
それはそれで非常に幸せな事なんだと思うよ。普通のレベルが高いんだもん。毎日便利で美味しいものをたっぷり食べられる毎日が当たり前なら、そんなに幸せなことはないよ。しかしその普通の状態のレベルが高いことは誰かの不断の努力と思考の賜なんだよね。
なにかどこかにちょっと不足や不満がある。ご飯が美味しくないとか、風呂のお湯の温度調節がイマイチだとか。窓のサッシの結露がヒドイとか。
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不自由とか不便があるならば、それを何とか出来ないかなぁ?と考える。自分の工夫やちょっとした働きで改善しないものかと思いを巡らす。またはその不自由そのものを楽しんでしまうとか。
昭和生まれのBBAとしては、そんな姿勢を大事にしたいと思っている。
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