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居心地の良い温泉宿について素人なりに考える
小さい頃はよく、年末年始を温泉宿で過ごした。
温泉♨️大好き。
どこか旅行に行くとなると
第一条件として「そこは温泉か?」
を調べる。
と言うか温泉しか行く気がしない(笑)
ただの観光なんかもうあんまり興味がない。
温泉の魅力にはかなり取り憑かれて
いる方だと思う。
立ち寄りや日帰りでも利用するけど、
私は主に宿泊でゆっくりしたい方。
マニア、とかではないよ。
珍しい場所に行きたい訳ではなく、
行った温泉の数を増やしたい訳でもない。
モノすごく沢山の温泉場に行っている訳でもない。
泉質は絶対☆☆が良い、とか言うのもない。
絶景露天風呂とか秘湯の宿とかも
ほぼ興味はない。
決して贅沢ではなくても、
気持ち良くくつろげる場所。
のんびり自分を解放出来る場所。
シンプルに過剰でないサービス、古くとも清潔感があり、安心して過ごせる、お湯が良い宿。
私にとって「良い温泉♨️好きな温泉♨️」
とはそんなところだ。
いつも行く宿はいくつかある。
気に入るとリピートするけれど
自分に合わないと思うともう行かない(当然だ)
ただ全体的に
「安心して過ごせてお湯が良い、
値段がリーズナブル、
交通の便が良く行きやすい」
自分の場合にはこの3点は絶対だ。
私は自分で車を運転する訳ではないのでJRやバスで行ける場所。
あんまりにも贅沢で高級な宿は落ち着かないので、
リーズナブルでフツーの所が良い。つまりは自宅で寛いでいる感覚ね。
古いのはOKだけど、清潔感のないのは勘弁して〜。
まず安心して滞在出来る。
→女一人で滞在しても大丈夫かどうか。
夜になってお風呂まで行く廊下が真っ暗とかは怖いよ〜。
他に誰も泊まっていないのに上の階からラップ音なんてのも勘弁して💦
お湯が良い。
お湯が消毒薬臭かったりは✖️
新鮮なお湯が滔々と流れるお湯が良い。
比較的静かである。
外が車がひっきりなしに通る国道で部屋まで車の通る音が聞こえるとかはヤダな。
部屋が昔ながらの廊下を障子だけで隔てた宿も悪くないけど、
隣の部屋から大音量のTVの音が聞こえるのはちょっとね〜。
清潔である。
古くてもボロくてもいいけど、隅っこにほこりが積もってたり、
脱衣所のマットをいつ洗濯した?みたいなのはねぇ〜。
湯船や洗い場は析出物が付いるとお湯が良い証拠だけど
洗い場の隅がヌルヌルしてる、
って風呂は〜┐(´д`)┌
食べ切れない量のご馳走を夕ご飯に出す所もどうかな〜?
全然エコじゃないし、目一杯ご馳走を並べられても、
もうそんなに食べられないのよ、若くないし。
↑一般に好まれる良い宿とはちょっと違うかな?まぁその辺りは一温泉好きのおばさんの好みとしてざっくり受け止めていただければと思います。
その上でですね、ワタシが強調したいのは
若い女性が経営に関わっていない宿の未来は危うい
という事です。
昭和な時代の古い考えの経営ではもう上手く行かないでしょう。
↑トイレに貼ってあった注意書き。宿の方が自ら書いたものでしょうが、きちんと丁寧に描かれています。こういうのは好感度upです。
経済状況が違う、レジャーや余暇の過ごし方が根本的に違う、
黙っていてもお客さんが来た、
景気の良い時代とは違うのです。
宿それぞれの特徴を活かし、その上で居心地良く過ごせる。
私が以前お気に入りで良く通った宿、そこは私好みの古い建物で(笑)
いい具合に古びていて、お湯も良い宿だった。
だけど、そこの女将さんの愛想の無さと言ったら❗️
もう呆れるくらいの笑顔の無さ。
私のような、一人で来て儲けにもならない客、
愛想笑いもしたくないかも知れないが、だけどだよ、
客商売でしょ?何で笑顔で接客できないの?
黙ってても客が押し寄せる時代は終わったのよ。
昔みたいに「女は愛嬌」とかじゃないんだけどさ〜。
今は余暇や休日の過ごし方は若い女性がトレンドをリードする時代。
宿の運営や食事など、若い女性の感性を活かさないと。
もう昔のように社員旅行とかの大人数で
温泉旅館に押し寄せる時代じゃないし。
大人数をさばいてお終い、ではないです。
個人の好みや感性をちゃんと受け止めて細かいところに
目が届いている。そんな温泉宿なら
月一でも行きたいわぁ。
でね、つい昨日もそのいつものお気に入りの宿に1泊だけ行って来たの。先週は少し大きな地震がありました。余震がまだ心配されるんですが、お部屋にインした後で避難についてわざわざ説明に来てくれた。「ごめんなさい、お寛ぎのところ。チェックインの時に災害が起こった時の避難についてお話しし忘れてしまったので……」ゲストの安全安心を考える、その辺りの細やかな配慮が嬉しくも有難い。
居心地良く、お湯が良くて静かでって所、高いお宿ならば当然だけどその上でお値段もリーズナブルって言うと、ちょっと難しいのかな。高い値段は払いたくなくて、でも居心地が良いだなんてホントわがままだよ。
白状すると実は、自分の父方のルーツは県南の有名な温泉地でその親戚の中には小規模ながら温泉宿を経営していた家もあった。時代の波に呑まれてだいぶ前に宿は閉じちゃったんだけど。そんな家系に生まれ育ち(いやあんまり関係ないけど)人一倍、温泉宿の未来には思いを馳せてしまうのだ……。
と好き勝手に自分好みの温泉についてつぶやいてみた。
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