似合わない色の使い方/パーソナルカラーの講座で聞いた興味深い話
パーソナルカラーや骨格診断で服を選ぶと、若くイキイキ見えて、無駄な買い物が減り最新流行でなくても好感度が上がりオシャレで良い事づくめだ、と言う話を以前書いた。
その講座の中で学んだ事の中で、大変興味深い話題が出た。それは似合わない色の使い方の話だ。
似合わない色を戦略的に用いて、普段通りでない自分を効果的に演出したり、インパクトを与えたりするなどが出来るのだと言う。その最良の事例は
謝罪会見
お笑い芸人の服や外見
だと言う。考えてみればなるほど!である。
何か不祥事を起こしてしまった時の謝罪会見。(これは特に芸能人や著名人等の個人の場合です。)様々な事例があるだろうが、男性であれば目の下に隈を作って顔色が悪かったり、少々の無精髭を生やしていたりという「悩んでやつれて疲れた感じが色濃く出ている様子を見た目に演出する」のが有効だったりする。
不祥事を起こしての謝罪なのに、やたらと顔色が良く着ているものもシャキッとカッコよくて、だと見ている人は「この人本当に反省しているのかね?」と思われかねない。だから謝罪会見はシャツはシワっぽく、似合わなくて浮いた感じの色味、借り物感のある服をわざと選んだりする。
*企業の謝罪会見では、濃色や地味なスーツに無難な色のネクタイでまとめることが一般的です。
お笑い芸人も今は「知性を前面に出す人」もいるけれど、そうで無い人は確かに見た目で最初に注目してもらうことが重要に思える。
そしてオシャレでステキでも、それがマイナスに作用する場もある、というのは実体験から学んだ。
例えばファッショナブルでキレイにメイクした女性。その女性が子ども連れだったとする。子どももキチンと行儀の良い子どもならば何も問題はない。だけどもし連れている子どもが公共の場所で傍若無人な振る舞いをしていたらどうだろう。
また、衆人環境で親が子どもを叱り飛ばしている場合、その親がやたらとスタイリッシュだったら……。
その見た目がいけている親は途端に「子どもをちゃんと躾け出来ない親。自分の見た目ばかりを気にしている自己中心的な親」と見られてしまうだろう。これはカッコいい事がマイナスに作用してしまう顕著な例だ。
似合わない色でも下半身に持って来るとか、全体の30%以下に止めるとかならOKらしい。似合わない色と言うだけで好きな色を諦めず、取り入れたいならば違和感なくファッションに取り入れることは可能だ。
「人は見た目が9割」と言う本がかつてベストセラーになった。確かに視覚情報って大きい。それならばその視覚情報を上手く使えば周囲と上手くコミュニケーション出来、自分に優位にイメージにコントロールする事も可能だ。良い印象を持ってもらう事も容易だろう。
そう言う見た目の上手い使い方を、少しでも身につけられたらイイなぁとは思っている。