今でも若い女性にウェディングドレスへの憧れとかあるのかなぁ?あるんだろうなぁ。
ダッフィーとシェリーメイの服作りにハマってから、他の人が作るぬいぐるみの洋服についてネットで調べる事が多い。自分以外の人がどんなぬいぐるみ服に興味を持っていて、そして作っているのか知りたかったから。
メルカリ等で販売しているぬいぐるみコスチュームをざっと見ると、どんなものが好まれているのか、❤️ハートマークの数やソルドアウトの記載でも、なんとなく知ることができる。
それを見ていると、ペアで作ったウェディングコスチュームは結構な数が売られていて、人気もありそうだと言うことが分かる。とても興味深い。
みけ子は小さい頃から、ちょっと変わっている子だった。だからウェディングドレスとかにはほぼ全く興味がなかった。みけ子が服飾専門学校に通っていた頃は、80年台初頭で、女性は25歳くらいまでに結婚する人が圧倒的に多かった。その服飾系の専門学校の2年目の卒業制作は、ウェディングドレスだったよ。「シルクやレース等の高級素材を使った(ロング)ドレス」って事で、ほぼ80〜90%程度の人がウェディングドレスを作っていた中で、みけ子はツーピーススタイルの濃紺の膝丈ドレスを作った。手をかけて作ったドレスはその後着る機会もなくて終わっちゃったから、どんなドレスを作ろうが関係なかったんだけどね。
白いドレスへの憧れ、結婚への夢、華やかな披露宴と幸せな結婚生活。それは女性のメルヘンチックな思いだったかも知れない。その後に待ち構える、嫁姑問題や夫との関係や子育ての大変さに思いも至らず💦と言うか、その頃の女の人生は、学校を出たら腰掛けでOL、その後は結婚して専業主婦で子育てと家事。その後は親の介護ってお決まりのコースがあって。それから外れて生きる事って、かなりの勇気が要る事だったんだよね。
みけ子だって、なにかしっかりしたビジョンがあった訳ではない。仕事に生きる、とかを思っていた訳でもない。だけど結婚や真っ白いウエディングドレスにはほとんど興味がなかった。結婚について特に夢も持っていなかった。結婚なんかに縛られるのは真っ平だと思っていた。胴長短足寸胴の日本女性にドレスを着せても滑稽なだけ、と思っていた。当時は結婚するのは現在のような個人の結びつきというよりは、家同士の結びつきに重きが置かれていた。だから結婚式も両家の親類縁者がこぞって参加し、大勢が集まる大々的なものだったよ。
自分の結婚式の披露宴も気が進まなかったなぁ。大勢の人を呼んで披露宴をするのが、なんだか解せなかった。絶対にドレスなんか着るもんか、と思っていた。結局ドレスは着なかった。着物が好きだったから、お色直しでも自分で選んだ自前の振袖を着て昔風の束髪のような髪型にした。(その時に着た振袖と帯は昨年の着物の断捨離でリサイクルショップに売り払っちゃった)ひとまずはその時間だけは花嫁らしく大人しくしてようと思って、気が進まなかったけれど花嫁の席にそれらしい顔をして座っていた。ちっとも楽しくなかった。そういう世間一般がみんなやるから、みたいな型にはめられるのが心底嫌だった。
結婚式に撮った写真も、主なものを残して1〜2年前にだいぶ捨てた。記録として少しの枚数があれば十分だ。今も当時の写真にあまり思い入れはない。
当時は当たり前とはいえ、結婚式に結構な金額をかけるのももったいないと思っていた。主に両家の思惑で物事は進んだし、結婚する当人は飾り物で主役ではなかったと思うわ。
はるか昔の20代の頃のことで、世の中全体が景気の良い時代だったけど、やっぱりああいう形式の結婚披露宴ってそんなに意味があったのか?と思う。同性婚をめぐっての裁判が多数起こされる令和の現在。やっぱり今も「白いウエディングドレス」に憧れる女性が大多数なんだろうかね?
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