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選択肢が沢山ある幸せ 25年前のベビー服が超絶ダサかった件

時々来るランチのお店に来ている。直ぐ隣の席に座っている1歳くらいの女の子が本当に可愛い💕お友達同士でのランチなのか、お母さんたちの服も洗練されていてオシャレ。良いところの奥さまって感じの2人連れだった。当然、そんなお母さんが選んで着せている女の子の服もとても可愛いくて目が離せなくなった。良いなぁ、今はベビー服が色々あって。

ワタシが長女の子育てをしていた20年以上前、色んな事にいちいち苛立っていた。子ども用の服やベビー用品、そしてマタニティの服など全てが過剰な飾りや不必要な刺繍が付いていて、ウザイことこの上なかったのだ。何でいちいちぴらぴらのフリルを付ける?どうしてみんなピンクとかパステル系の色なの!これしか選択肢がないのってひどくないか?一事が万事そんな有り様。自分の嫌悪する物ばかりがあふれていて耐えられなかった。

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そして世の中にそんな物しか無かったから、出産のプレゼントとかが、やっぱりそんなぴらぴらチャラチャラした物しかないのだ。ワタシはただごく普通のシンプルなものが欲しいんだ。その当時はユニクロもなければ(あったかもだけど知らなかった)無印良品もベビー服なんか出していなかった。飾りがない簡素な物が必要ならば自分で作るしかなかった。

私は手作りが好きだったから、ベビー服とかおくるみとか布団まで作った。(一部はいただき物をリメイクした)

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↑これは長男ですね。長女の時に作ったベビー服をお下がりで着せています。左下に写っているおくるみ兼かけ布団も自作。これは変なアップリケがついていてそれがイヤでリメイクしたんだった。

ちなみに、その時に私が作ったおくるみ兼肌がけ布団(この写真のとは別の物)は、どこにしまってあったのかにゃんたんのシャワーの時のタオルとしてまだ使われている。

出産で入院する時は、病院に持ち込む品目のリストを渡される。パジャマはロング丈でタオルは○枚、産褥期に必要な衛生用品など。衛生用品以外のリスト内のものはほぼ自作した。ガーゼのハンカチも、ガーゼを買って好みの木綿地をバイヤステープにしてそれで周囲をくるんだハンカチをわざわざ作った。入院先の看護師さんからは「ハンカチまで手作りなんて、愛情たっぷりで赤ちゃん幸せね❤️‍🔥」とか言われたけど実はそうではなく、市販品がダサ過ぎて使う気になれなかったから作っただけだ。それくらい当時の「赤ちゃん向け、マタニティママ向け」の商品はひどいものだったのだ。

赤ちゃんってこんな感じ、こんな色やデザインが可愛らしい、という思い込みと押し付け感満載だった。その頃は私、今より更に好みがとんがっていたしね(笑)

その頃に比べると今のベビー服や子ども服の多彩な事。大人向けのデザインを子供用のサイズで作ったりと、その可愛いらしくまたカッコいい感じはもう本当に目が釘付けになる。

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大人と同じデザインの子ども服って、実は作るのが非常に面倒なのだ。生地の用尺は少なくて済むけれど、いちいちパーツが小さいからとても縫製しにくい。その上、子どもは直ぐに成長して着られなくなるから流行の可愛い子ども服を着せようとすると、かなりお金が掛かってしまうと思う。

しかし今はユニクロとかその他の量販店もサイズが豊富でベビーから小学生までこじゃれた服が揃っている。私のような「いわゆる女の子らしい服、ぴらぴらしたドレス」にずっと嫌悪感を抱いていた女でも、好ましい服が直ぐに買える。良い時代だわ。

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余談だけどユニクロやイオン等で私、時々子供ものの服を物色して自分用に買っちゃうことがある。デザインが洗練されていて程よくかわいく機能的、値段も大人向けより安い。今の子の服は大人の私が着てもちっとも変じゃないのよ。(って自分が思ってるだけ)(笑)試着室を使うのを申し出る時がちょっと恥ずかしい💦

大量生産大量廃棄は問題だけど、とにかく選択肢が沢山ある事はとても幸せな事だと思う。





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櫻井みけ子久美
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