「とんがった思い」と共存して行く
人は毎日、寝て起きてご飯を食べて、労働して家に帰ってくつろいで……を繰り返して生きて行く。間に子育てがあったり介護に直面したりなどの、人生の大きなイベントも挟まる。毎日は忙しいし、だけど流されるように生きていては本当に流されてお終いの人生になってしまう。
みけ子は小さい頃からちょっと変わった子どもだったので、きっと母を始め家族や学校の先生などは持て余していたと思う。自分にもそういった自覚は十分にあった。周囲とギクシャクする自分。スムーズなコミュニケーションや円滑で豊かな人間関係を築けたか?と言えばそうとは言えないと思う。偏った人間であるし、なんとか馴染もうと思っても上手く行かなかったって感じは今もある。
どうも、世間の一般的な好みや趣味とは合わない方だった。音楽の好みで言えば当時主流だったフォークやニューミュージックは超絶ダサい、ユーミン嫌い、サザン聴かない。洋楽でもビートルズなんて古臭い、と本心では思っている(袋叩きにあいそうだな💦)流行っていて皆んな知っていて歌って踊れたピンクレディーなど*ソだと思っていた。←口が悪くて申し訳ない。単語は自主規制です(笑)
ノーベル文学賞を待ち望む熱心なファンも多い村上春樹も、どうも肌に合わないのよ。その世界観になんとも言えない、居心地の悪さを感じるのだ。(ごく一部の作品を読んでいるだけなので、思い違いや誤解も十分にあるとは思う)
なんだか一般的に人気絶大な物とかに、嘘くささを感じ取ってしまう。個々の表現者がそうだと言っている訳ではない。それをコマーシャリズムに乗っけて上手く儲けようと思っている人たちがいるのだ。そんな人たちの思惑に巻き込まれるなんて真っ平だ。
そんな偏った人間だったから、ちょっと極端で表現が激しい70年代の洋楽ロックにどハマりした。歌詞の内容は、権力に対する抵抗や現状を打破せよ、というメッセージが多かった。思春期真っ只中にハマり込んじゃったから、もうこの年齢になっても抜け出せない。困ったものだと思うわ。
一般庶民の方向など全く観ていない為政者。権力を持った人間が得をする世界。大人しく従っていては搾取され、命さえ脅かされる現代。一度手にした権力を維持するためにだけ費やされる知恵。特に現代日本は、イケイケだった80年代から坂を転げるように転落して、今じゃ先進国の中でも下位にいる貧しさだし、それは正に政治の失敗だった。一時期の豊かさにうつつを抜かした、我々庶民にも責任はある。多少の甘い汁を吸わされて、考えることを忘れた。まんまと騙されたとも言えるが、それまでに気づかずのうのうとしていた我々の責任も重いよ。
人生を楽しむことも、今世に生まれてきた意味の一つだ。だから、現代社会の矛盾にばかり注目すると、精神を病んでしまう。辻褄が合わない、信用できない人間関係に身を置くのが耐えられない。そんな集団の中にいるのが耐えられないならば、徹底して自分一人でなんとか出来る方法を模索すべきだ。なんとかやり様はある。試行錯誤は無駄ではない。
そんな現実と適当なところで折り合いを付けながら、死なないように抹殺されないように生きて行く。みずから死を選択せずに、健全に生きる方向を探るのだ。無理すると息切れしちゃうから、のらりくらりと適度にいい加減に。自分にウソをつかなくていい程度に。
物事には裏があるし、不正もインチキもまかり通っている世の中だ。その中で、溺れない様に生きて行く。真正面から戦っても勝ち目はなく討ち死にする(と思う)ので、力を抜いて適当にかわしながら。60歳過ぎたらそんな処世術も多少は身について来たかもしれない。知恵も力も金もない、日本の地方都市に住むただのおばさんだからね。
争って人を押しのけて生きて行くのも、DNAに組み込まれている生存戦略だ。そうやって繁栄し淘汰されてそれでも人類は生き延びてきた。だけどその人類が破滅に向かっていることも、よく考えれば明白だ。地球誕生から現在までを1年とすると、人類が誕生したのは12月31日の日付が変わる直前頃だって言うじゃない?誕生から滅亡までなんて、ほんの一瞬の出来事なのかも、だよ。
人生、谷底もあれば幸せいっぱいの絶頂期もある。弱者だ庶民だと言っても責任の一端は自分達にもあるのだ。人類が滅亡するのはもうすでに織り込み済みだ。進化の過程で決まっていることだが。だけど小さな幸せを求める権利は、全員に平等にある。
なんとか、人の思惑に惑わされずに死ぬまで「自分は十分にやれた、やった」と思って死ねるように心がけよう。幸いにして、ここまで生き延びこの歳まで死なずに生きたから、もう十分ラッキーだと思うんだよね。
真正面からぶつかって、玉砕したのでは意味がない。戦い方は人それぞれだ。要はいかに討ち死にする事なく長く効果的な戦闘を続けるかだ。
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