見出し画像

【PJ関連】プロジェクトの成功要因


はじめに


プロジェクトを立ち上げる上で抽象的に正しいとされていることはあります。
この記事ではプロジェクトを成功させるために必要な要因について記載します。

プロジェクトの成功要因


プロジェクトの成功に必要な要素を下記に記載します。

プロジェクト立ち上げ前

  • 目的と意義の明確化

  • ルールの設定

  • リソースの調達

  • 論理構造の正当性

目的と意義の明確化
目的と意義を明確化する理由は「そうした方が効率が良いから」です。
目的がなければマネジメントコストが膨大になる且つ、迂回路を選択することができないためプロジェクトが崩壊しやすいです。
意義がなければメンバーの力を100%発揮させるため動機付けができません。
動機づけとは対象物に対する熱量であるため、リーダーはプロジェクト開始前に”なぜ、その人がそれをやるのか”を伝えてあげなければなりません。

ルールの設定
明確なルールが設定されており、構成員がそれを認識できている組織では、目標達成に不必要なロスタイムが発生しにくいため、最短で目標に到達することができます。

リソースの調達
リソースは経営資源を指しており、調達段階で理想状態の達成に必要なリソースの調達が十分に調達されていればプロジェクトの成功確度は高まります。

論理構造の正当性
プロジェクト開始前に理想状態を達成するための論理構造が十分である必要があります。
論理構造を考える上で重要なのはマクロな理想状態に対してミクロな要素が抜け漏れなく抽出されているかと、理想状態を達成するために十分な時間を調達・分配できているかを確認することです。

プロジェクトの序盤

  • 目的と意義

  • 情報流通量の増加

  • プロセス介入をしない

目的と意義の明確化
人は目的を忘れて目の前の手法にばかり注力します。
目的が形骸化されたチームはプロセス介入をリーダーがしなければならないため、マネジメントコストが膨大になる且つ、プロセス介入されたメンバーはやる気を無くすためプロジェクトがポシャりやすくなります。
そのため、リーダーは日々目的をメンバーに伝える必要があり、質問に対してもプロセスを伝えるのではなく目的のみを伝えることにより目的の浸透をさせることができます。

情報流通量の増加
情報流通量が少ないプロジェクトは下記の理由からポシャりやすいです。
・正しい情報が届かない
・リスクマネジメントができない
情報流通量が増加しない理由は複数ありますが、多くの場合は情報を伝えた相手がどのように反応するか、情報の送り手側が判断できていない場合、情報流通量は低下します。
一方で、疑心暗鬼を克服して尚情報流通をしないメンバーはプロジェクトに対する意義を感じていないことや情報流通量を増やす目的がわかっていない可能性があります。

プロセス介入をしない
規模が大きくなることと比例して意思決定量は増えます。
意思決定量が増えることに加えて、プロセス介入した場合リーダーは正しい意思決定をするための時間を十分に確保することができません。
また、メンバーはプロセス介入されることにより自律することができない且つ、裁量がなくなることにより意義が形骸化してやる気をなくします。
そのため、「〇〇をしてください」ではなく「〇〇を達成してください」という業務依頼がプロジェクトを達成する上で重要となります。

おわりに


上記の成功要因は当たり前のように見えますが、大半のプロジェクトでは成功要因を軽視していることが多いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?