【組織/人材育成関連】人材を育成する方法
前提情報
この記事は下記記事の続きであり、上記で紹介した本の第2章に該当します。
人材育成の必要性
なぜ人材育成が必要なのか?
結論からいうと、外部から採用できないので仕方なく人材育成をする必要があります。
人材育成の市場動向
企業による学習・人材開発費は数年で15%上昇しており、主にリーダーシップ開発に使われています。
人材育成で持つべき価値観
間違いに目を向けすぎない
うまく行っていること(強み)に目を向ける
1.間違いに目を向けすぎない
間違っていることに執拗に目を向けることは、非難・疲弊・抵抗を呼び起こす。
転じて、投下時間に対して成果幅が小さいことを表している。
2.うまく行っていること(強み)に目を向ける
定量的な事実から述べると、強みに目を向けることで生産性が12.5%向上し、離職率も14.9%低下するという研究結果がマッキンゼーから出ている。
強みであるため、投下時間が増える且つ成果幅も大きくなる。
ただ、気をつけなければならないことは強みが正しく機能する配置を組織がすることである。
そのために、組織は組織に必要な機能を事前に定義しなければならない。
おわりに
環境の変化により役職単位で求められるスキルや成果の変化が加速しており、一層人材開発の必要性が高まっている。
人材育成をする場合は、必要な機能が要件定義されていることを前提として、強みと伸びしろに集中する育成をすることが重要となる。
加えて、日本企業の場合は成長して新たなスキルを獲得しても評価が変わらず仕事が増えるだけのことがあり、社員に不満が貯まることがあるため下記記事内にあるEVPの最適化を図ることを必ず行ってください。
記事作成者の感想
記事作成者の感想を記載します。
この本では人材育成にモチベーションの向上が必要とありますが、記事作成者は腹落ちしきれていません。
理由としては、人材とは株主の目的や理想状態を達成するための機能だと考えていたためです。(リーダーの仮面により詳しく記載あり)
ただ、現代は昔に比べて職業選択の自由があるため報酬に対するインセンティブだけでなく心理に対するインセンティブ設計をしないとEVPが競合他社よりも劣り、必要な機能を調達できないのかもしれない。