マズローの欲求五段階説とファシリテーションについて
こんにちは!
プロファシリテーターの村上と申します。
以後宜しくお願いします🙇♂️
noteでは、徒然なるままに日頃考えていること、感じたことを日記のようにアウトプットしていきたいと考えています。
マズローの欲求五段階説をご存知でしょうか?
聞いたことのある方もいらっしゃると思います。
マズローの法則によれば、人間の欲求には
「生理的欲求」
「安全の欲求」
「社会的欲求(所属と愛の欲求)」
「承認欲求」
「自己実現の欲求」
の5段階で構成されていることを表したものです。最下層部にある「生理的欲求」から順番に上へ向かいます。
1つ下の欲求が満たされると次の欲求を満たそうとする基本的な心理的行動を表しており、最終的に自己実現に向かという理論です。
ファシリテーションやコーチングでも、この欲求を順番に満たしていくプロセスを踏んでいるといっても良いと思います。
ひとつ前に記した「ファシリテーションで大切なこと〜場づくり」にある内容を例にとると、あの場では、ほぼ社会的欲求は満たされています。
ですので、次の段階「承認欲求」を満たすプロセスを組み込みました。成功体験の発言に対して、ファシリテーターは、傾聴しながら相手を認めるフィードバックを行います。
そうすることで、会議内の本題に向けて、自己実現の段階に入りやすくなります。
また、会議の中では、より細かく個々の意見に対して、承認を繰り返し、自己実現に向かうようにフォローしていきます。
そうする事で、自分ごととして捉えやすくなっていきます。
本人が切り変わったタイミングは、声のトーン、表情を観察してみてください。特に声がハイトーンになったり、目力が変わる瞬間が顕著に現れるので、非常に分かりやすいと思います。
注意すべき点は、
相手がこの欲求段階のどの場所にいるのかを、見誤らないことです。違ったとしても、違和感として感じ取れるか、です。
社会的欲求は満たされているであろうプロセスを踏むと、そうではない人が2、3割程度はいると思っておくことです。そう考えておくと、その場で起こることも、想定の範囲内の出来事として取り扱う事ができます。
その2、3割の人については、ほったらかしにせず、個別でコーチングなどでアプローチしてあげる方が良いと思います。それはできなくても、気に掛けること、言葉を掛けることはした方が良いと思います。
マズローの欲求五段階説は、ファシリテーションや、コーチングする際にとても有効です。そうでなくても、家族とのコミュニケーションにも活かすことのできる内容になります。また詳しく紐解いていきたいと思います。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました!