猫田による猫田のための、ワンピース。
ワンピースが似合う女の子っていうか、
似合うワンピースを着ている女の子って感じだ。
別に女の子でなくてもいい。
似合うワンピースが分かっていて、
それを着ている人は素敵だ。
そういえば似合うってなんだろう。
周囲の人を見回しても、
着ている時点で似合っているようにしか見えない。
もちろん好き嫌いはある。
あの人が着ている服は小綺麗でかわいらしいなとか、
あの人に珍しく黒一色でミステリアスだなとか。
でとだからといって、
私が好きでない服装はその人に似合っていないのか。
というとそんなことないように思える。
ひとの服装を見る目が養われていないのだろう。
でもなんかもうそれでいい気がしてきた。
似合うかどうかはともかくとして、
単色で腰回りが締まったワンピースが好き。
こういう。
これとか。
裾がふんわりしていると、
そこにふわふわとした綿毛みたいな、
曖昧だけれどかわいらしさみたいな、
そういうものを纏っているようで好き。
風に吹かれて揺れるとなお良い。
女神か天使のような神々しさが、
裾のはためきとともに瞬いて目眩がする。
幼馴染みの結婚式に招待されたとき、
純白のワンピースのドレスの彼女はまさに、
ギリシャ神話の神の一人のようだった。
それくらい神秘的できれいでかわいかったってことです。
ひとのきれいで素敵でかわいい姿を見るのが好き。
それが私好みのワンピース姿だとなお良い。