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猫田による猫田のための、海月。

くらげに「海月」とあてた人には、
そういうセンスのある星の元で生まれたのだろう。
だろうと思うけれど知識がなければ絶対に読めない、
そういう漢字をつけるのは果たしてどうなのか。

よくよく考えてみると、
漢字の読みというのはすべて知識問題であって。
ならもう他の漢字と大差ないか。
ないかもしれないなあ。

海月を見るなら水族館に限る。
海月を美しくきれいに見せるためにつくられた施設以上に、
海月を魅せるのに適した場所はない。

海のいきものはなんだか好き。
きっと自分の生活から遠いところにいるからだ。

海のいきものでも、
クジラとかサメとか大きないきものと、
海月とは好きの感覚が違うように思う。

海月はいきものというより、
景色とか風景とかそういうものに近い。
ぼんやりと眺めるものという気持ち。

水族館の海月をぼんやり眺めて半日過ごしたいなあ。
海月を見るなら夏だよね。

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