101™ Regular Fit Jeansについて
僕は10代の頃から一年を通して決まった格好があり、今でもほとんど変わっていません。
・春はカーディガンorパーカー+白Tシャツ+リジッドデニム。
・夏は白Tシャツ+リジッドデニム。
・秋はカーディガンorパーカー+白Tシャツ+スラックス。
・冬はナイロン製アウター+スラックス。
変わったのはどのアイテムも自分のブランドになったということ。
post amenitiesは着飾る意味でのファッションブランドではないので、基本的には生活に必要だと思うものしか作っていません。
ただ、それだけ絞った商品展開をしている中でもずっと作れなかったものがあります。
それが「デニム」でした。
101™ Regular Fit Jeans
SIZE:28, 30, 32, 34
COLOR:INDIGO RIGID
PRICE:¥22,000(税込)
これまでにデニムを作ろうとしたことが無いわけではありません。
ブランドの生産背景で幾つかサンプルを作りましたが、やはり形にしてみると色や雰囲気など気になるところがたくさん。
生地選びや付属、ステッチの色など、一つ間違えただけで理想とはかけ離れたアメカジでいなたいデニムになってしまう。
デニムの奥の深さと共に、安に手を出せない難しさを知りました。
そんな折、ブランドをサポートして頂いている株式会社Wasei代表の鳥井くんと話す機会があり、縁あって瀬戸内発のデニムブランド・EVERY DENIM(エブリデニム)を紹介してもらうこととなりました。
EVERY DENIMは「ガイアの夜明け」「forbes」など数々のメディアでも取り上げられているデニム専業ブランドです。
詳しくはぜひ彼らのWEBサイトをご覧ください。
それからすぐに工場のある広島県福山市に向かい、紡績、染色、織布、縫製に至るまですべての工程を視察して、エブリデニムチームと現場の職人さんと直接お話しさせて頂きました。
色落ちしづらく、ごわつきの無いスムースな生地。とにかくクリーンな印象で、ラグジュアリーさは不要だけど、適度な上品さは欲しい。
かなり抽象的で難しい要望だったと思いますがしっかりと応えてくださいました。
僕は餅は餅屋という考え方が好きなので、すべてを自分の背景で生産するよりもリスペクトできる専業の方々を巻き込みたい。
今回はそれが特に色濃く、楽しみながら物作りができました。
シルエットは中太ストレート。靴に裾が乗ってしまうのが嫌なのでテーパードは入れていません。
この形は履いている人どころか作っているブランドも少ないんじゃないかな。
深めの股上とゆったりとしたワタリ幅はキープしつつ、腰回りとヒップラインは極めてすっきりさせているため、ぴったりでも腰履きでも野暮ったさが出ることはありません。
【サイズチャート】
28インチ/ウエスト:73.5cm 股上:31.5cm 渡り幅:31cm 裾幅:20.5cm
30インチ/ウエスト:78.5cm 股上:32cm 渡り幅:32.5cm 裾幅:21.5cm
32インチ/ウエスト:83.5cm 股上:32.5cm 渡り幅:34cm 裾幅:22.5cm
34インチ/ウエスト:88.5cm 股上:33cm 渡り幅:35cm 裾幅:23.5cm
post amenitiesの他のアイテムでいうと、28=S、30=M、32=L、34=XLという感じです。
適度にゆったりしているとどんな丈のアウターでもバランスが取りやすいのでおすすめです。
また、14.5ozのヘビーオンスですが、水に通さなくても初めから柔らかく滑らかなタッチです。もちろん穿きこんでもしっかり硬さが持続するのでご心配なく。
足元はNIKEのAIRマックスシリーズやNB1700などが良く合うと思います。
程よいアメリカデニムの無骨さと、ヨーロッパデニム特有の上品さをハイブリッドした新しいデニム。謂わば「東京デニム」。初期のrag & boneが好きだった人には絶対刺さるデニムだと思います。
白Tシャツにリジッドデニムを合わせるというのは僕のアイデンティティ・スタイルであり、リジッドデニムはpost amenitiesに必要不可欠な存在。たどり着くまで長い時間がかかりましたが、他では手に入らない本当に良いものが出来たと自負しています。
ぜひお試しください。