推しのARを求めて最果ての地へ向かう腐ったオタクの備忘録 その⑤
5日目。
丸1日稚内探索。
なぜか前日に「早起きしよ!」ってことになったけど、
普通に眠すぎて二度寝。
快晴。開基百年記念塔ちゃん(通称 はじめさん)に元気に挨拶。
待ってろよ!すぐ行くからね!
というわけで、午前中はハイキングだー!
御朱印をもらえる最北端の神社「北門神社」で手を合わせて、
緑の中の遊歩道「短歌の道」をもりもり登る。
道中、すっごくきれいな公衆トイレがあってありがたい!!!!
木々の間から海が見える。
すでに絶景。
20分程度で「稚内公園」に到達。
我々の中でにわかに話題沸騰の「氷雪の門」!
そう、「スゴ~~~~イ!!の像」!!
ほんとにポーズ似てるなぁ・・・
(言うておいてなんですが)
(慰霊の像なので、現地ではこう、ほどほどにというか)
(どこに行ってもそうだけど、敬う気持ちを忘れずにいたいなと)
(あくまで自戒です)
(でもちゃんと楽しむコトは大事)
気を取り直して。まだまだ登るぞ!
「樺太犬記念碑・樺太犬供養塔」の周りをエゾシカが闊歩している。
なごやか。
犬大好きマンなので南極物語を思い出すと泣いてしまう。
記念塔に至る手前の坂道にも短歌がたくさん展示されておりまして。
その中にある、カール号(14歳)との別れの歌に
愛犬家の同行者ちゃん共々、涙腺が緩んだ次第です。
坂道を上がって上がって、「スゴ~~~~イ!!」からさらに約15分。
着きました、「開基百年記念塔」!
高台だから風がスゴ~~~~イ!!
展望台や、ブランコ風のベンチがあって景色を優雅に楽しめる。
「北方記念館」にて AR、チェックイン。
すでにARは持ってるけど、にっこり。
推し、可愛い。
推しはいくらあってもいい。
エレベーターにて地上70mに位置する展望台へ。
利尻、礼文はもちろん、樺太、
さらには条件がいいと見えるという
樺太のモネロン島までうっすら見えた。たぶん。
利尻富士、美しい。
記念館の1~2階にある資料たちも見応えあり。
アイヌの生活に関するものが多かったかな。
犬との暮らしの絵はほっこりする。仲良しでイイ。
オントレップとかあった。
食べてみたいね。どんな感じなんだろう。
宗谷岬へのバスの時間が迫ってきたので、あわてて下山。
JR稚内駅のバスターミナルで、往復のチケット、
お得な記念乗車券 往復2,560円 を購入。
10分前だけど、けっこう人が並んでる。
並んでる人に「これ、宗谷岬行くバスですか?」
まぁ聞くよね。トラウマあるからね。
バス乗るの苦手芸人やらせてもろてますゥ。
揺られること約50分。
「宗谷岬」、到着!
宗谷海峡の向こうは樺太・・・と感慨にふける。
行ってみたさある。いつか行けるかな。
モニュメント(3代目らしい)で記念撮影してから、
「旧海軍望楼」までのぼる。
「狐に餌を与えないで」の看板が!狐いるの!?
ロシアとの国境に目を光らせる。
かの「バルチック艦隊」の動向を監視していた場所とのこと。
望楼から山側に向かって、芝生やラーメン屋さんやオブジェがある。
奥の方にはなんかハイジっぽい建物があったりしてけっこう広そう。
最終バスに乗り遅れるわけにいかないので、店に入るのは諦めて
持ってきたパンで腹ごしらえする。
こういう時、レンタカーだと時間を気にせずにいられるのになぁ
稚内まで引き返し、日が暮れる前に「防波堤ドーム」。
ホテルからずっと見てたんだけど、やっと近くに来た。
かつては鉄道駅があって、連絡船を使う人々でにぎわっていた場所だそう。
「稚泊航路記念碑」があって、鐘を鳴らすことができる。
☝ 稚内から大泊への航路です。大泊・・・!!!
沿岸警備隊の船が2艘。タラップがおりてるので、めっちゃ乗りたくなる。
小さいステージのある広い芝生の広場でイヌチャンがお散歩している。
ホームシックにはならないけどイヌチャンシックにはなるよね。
夕焼けの海を見ながら、夜ご飯は何にしようか計画。
札幌の有名スープカレー屋さん「GARAKU」の姉妹店があるということで食べに行く。
元ラウンジかな?って感じの、鰻の寝床みたいな作り。
純喫茶みたいなレトロな雰囲気でおしゃれ。さすが。
スパイス効いてて風で冷えた身体に染みた。
満腹といいつつセコマでアイスを仕入れ、
さらにホテルのケーキをお持ち帰りしてお部屋時間。
緑に輝く記念塔ちゃんを鑑賞しながら最後の夜を過ごした。
駅から1本山側に商店街があるんですが、
ロシア語表記がすごい・・・・!!!!
私、キリルは「Кафе」しか読めないよ!!
ちょっとしたロシア旅行気分が味わえるので、
ぜひとも通ってみてほしいです。
(残念ながら、お店は喫茶店以外ほとんど閉まっていましたが)