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私の好きなものについて。

そういえば自分の好きなものをそばにためておくのってとっても心が落ち着きます。好きなものをずっと信じていくと、自分の人生にだんだん影響してくることがあるから不思議だよね。

一番好きな場所は善福寺川公園、わたしは大学の時に大切な何かをなくした記憶がある。そのあたりからだろうか、もう何度も善福寺川には通っている。ここは人生の始まりがいくつもつまっている。いつも何かをなくしてきたが、そばにそっとあるのがここだった。それは子供のころに感じていた、水の中にいるような胎児のようなせかいだったかもしれない、わたしは善福寺川に思いをはせる人々たちのことを撮影してきた。それらの人々は自分の中の心の反映であり、人間関係とはなにかが正しい、間違いなどという世界ではない。今までの過去がなくなるというわけではない。

中学校の頃、そういえば、夕闇通り探検隊というゲームの中に水子の噂というシナリオがあった。下水道の中にすすんでいくと、赤子の声が聞こえてくる、鳴いているそばには石があって、光に照らされているという場面がある、そこに私はなぜかショックを受けたことがある。

好きな喫茶店は吉祥寺のくぐつ草。洞窟のような少し照明が暗い世界観がお気に入りの喫茶店。一人の女性とは、何かを失った話について、初めて吉祥寺のくぐつ草で語り合ったのを覚えている。その彼女とは、人生がほとんどシンクロしていて、いつも運命を感じていたがいまは離れてしまった。それ以来だろうか、いまも変わらず一人でくぐつ草に通っている。

私が特に好きな場所は、高円寺の七ツ森。ここでは、何度も自分が大切だと思っていた人と芸術や人生について語り合った場所だ、それらの人の悲しみ、喜び、沢山のことをわかちあった場所で。いつもここのお店ですべてが始まっていた気がする。お店を出て商店街を下る道はいつも誰かと一緒だった気がする。昔、彼女と雨の中を商店街の道をあるいているときに、「ふなさんの心の色は、雨の日の水中のような、湿り気のある冷たい空気と薄い灰色が混ざった青色」と教えてくれた。それからだろうか、わたしは景色の青さをいつも今も探している。

あと、今も変わらず好きなのは、高円寺の古着。いつも挑戦したいと考えているのだけど、普通のコーディネートになってしまう。お金が沢山たまったら、古着屋さんへいって、いろんなものに挑戦してみたい。

そしてもう一つ好きなものはよしもとばななさんの小説。昔からよくよんでいる。「ハチ公最後の恋人」という別れが待っているが、情熱的な恋愛をする作品であるが、私はすごくこの作品に惹かれた。

もう一つ大好きな、「ビッグフィッシュ」という映画がある。ティムバートン監督の作品である、4章ぐらいに人生がわけられた壮大なファンタジー映画であるがこれも私が影響を受けた映画である。花畑を前に、プロポーズする姿にものすごく感動したのを覚えている。最後のパレードが続いていく中で今までかかわった人たちが、現れて、父が川に流されて魚になっていく姿がすごく印象的だ。

写真でいうと、フィルムカメラがとても好きだ。写真特有の粒子みたいなものがとても優しくて好きなのだ。最近はずっと写ルンですをつかっているが本当はフィルムカメラが欲しくて仕方がない。

あと最近好きなのは料理、料理を丹念につくっているときがとても幸せ。最近は、野菜の切り方をマスターしたりなんかして。好きなのは、鶏もも肉、手羽元なんかを使った料理、パスタをつくるのも好きなんだけどなぜかいつもぱさぱさな出来上がりになるからあんまり作らないかもしれない。あと、旦那さんがつくってくれる、豚汁もめっちゃおいしい。

話にまとまりはないが、いつも自分の好きなもの、人ってあまり変わらないし、信じていたものとかも信じていたい。し、今度自分が手放してしてしまったものを今度はしっかり手放さないように生きていたいと思ったのだ。

善福寺川公園、くぐつ草、七ツ森、料理、ビッグフィッシュ、よしもとばなな、古着 写ルンです どれも大好きだ!!!

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