「手が届く」
トタンにて
今日は、トナカイさんの展示を見に行ってきた。
トナカイさんは、私と旦那さんの結婚記念日に、写真撮影してもらってからの出会いである。
展示場までの、入り組んだ狭い路地裏が素敵で、時々カフェとかがあったりする。ごちゃごちゃした感じが、谷中、という感じだ
春、というワードが何度か出てきた。
春といえば、出会いと別れがあるようなイメージだ。
どことなく、絶望感みたいなのを詩の中で見つけたり、愛を与えることができないけれど、必死に与えようとし、人々を包み込むような繭のような優しさを感じた。
詩も売っていたので、買いたかったが、お金がなくて今日は買えなかった。次回はぜひ購入したい。
「愛すること」対しての、展示だと思った。
世の中には愛し方は千差万別で、ありその中の1人の、
光を眺めているような感じがした。
世の中には与えたくても与えられないくらい救いを求めている人は多くて、そんな人たちにも希望を与えてくれそうだった。
展示場の雰囲気も暖かい古民家を使っていて、温かみがあってとても好きだった。
展示場から抜けるとそこは、だんだん夕焼け通りだった。今日は谷中の風景が、より一層鮮やかに見えた一日だった。
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ところで、私は今年の七月に下北沢ギャラリーハナで、展示をやる予定である。そこでお題はそろそろ決まりそうな感じである。
今回のトナカイさんの展示をみて芸術は素晴らしいと思えるようになる、私にとって救いになる展示だった。
芸術とは、言葉一つで表せないことを言語化したり、作品で表現したりするものだと、改めて思わせてもらった。