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ラムネ食堂特別編~クリスマスイブの夜に(前編)
このお話しはラムネ食堂のクリスマスパーティー開催の30分前にあったお話です。
物語り風でご覧ください。
🐰『いらっしゃいませ!
ラムネ食堂のクリスマスパーティーへようこそ!』
私の姿を見たウサギが嬉しそうにかけよってきた。
仮装パーティーなのだろうか?
青い着ぐるみを着た子供は…とても小さい。
「その小さな子は?」
🐰『この青い子はラムネのオバケです。』
「ずいぶんと可愛らしいパーティーだね」
🐰『ありがとうございます!
お客様はこの後お仕事に向かわれると思いましたので30分早くご招待いたしました。』
店内にある菓子は見たことのない物からどこか懐かしいものまで様々だ。
🐰『どちらを召し上がりますか?』
「では、ホールケーキを貰おうかな」
🐰『ご準備してまいりますね!!』
ウサギと入れ替わるように青い子が何かを持ってきた。
君のオススメなのかい?
質問をすると嬉しそうに体全体を縦にふった。
「では、いただきます。」
木の枝のような不思議なスイーツだ。
回りに蜜がかかっていてポリポリと歯応えがある。
どこか懐かしい優しい甘さが口に広がる。
私は気がつくと皿に乗っていた全てを食べつくしていた。
「お茶をいれてくれたのかい?ありがとう」
青いオバケをなでるとマシュマロのようにとても柔らかく、
ピーピーと笛のような音をたてながら喜んでいた。
「最近の仮装は良くできているな」
🐰『ケーキをお持ちしました!』
先ほどのスイーツは"かりんとう"と言うらしい。
その後も様々な種類のスイーツを食べさせて貰った。
🐰『こちらが最後のスイーツ、ブッシュ・ド・ノエルです。
少し溶けたラムネのオバケは気にせず召し上がって下さい。』
溶ける??本当に仮装だろうか?
「ありがとう。
だがもう、お腹がいっぱいだよ」
🐰『ではお土産にしませんか?よろしければお包みしますよ。』
「いいのかい?」
🐰『毎年皆さんのために全力で頑張って下さっているお客様へのプレゼントですから!』
🐰『あと、私のオススメのラムネ菓子も入れました!!
お仕事の疲れにも効きますよ!』
プレゼントを貰ったのは何年ぶりだろうか…
どれだけ月日がたったとしても嬉しいものだ。
「ありがとう、仕事中にいただくよ。」
私は店の前に待たせていた相棒とともに夜空の道を進んで行った。
✨🎅✨
物語り風でお送りしました。
文才が欲しかった…。
『ピンクのオバケお着替え終わったかな?ラムネのオバケ、私たちも準備しよう!』
引き続き夕方20時(8時)よりクリスマスパーティーを開催します!
お時間がある方はぜひ、お越しください(〃´ω`〃)