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子育てはちょっと適当くらいがいい❸

高校の進路を決める時、母は成績のよくない私の面談に来なくなりました。
代わりに父に行かせました。
高校の選択肢は殆どなく、母は「そんな偏差値の低い学校に行くなんて恥ずかしい」
といいました。
私は高校に入学しました。
もちろん、入学式に出席したのは父です。
子供に関心がないと父を責めていた母が、父に行かせたのです。
母は恥ずかしかったのでしょうね。
高校の面談はすべて父が来ていました。
でも、高校に入ってから母が私のことを諦めたと感じたので気持ちが楽になりました。
いつも父が嫌な顔ひとつせず面談に来てくれていたし、担任の先生も父が来るのを楽しみにしていてくれました。
高校の担任は、私のことをとても応援してくれていました。
なので勉強や部活を頑張ることができました。
身近に自分を褒めてくれたり、励ましてくれる大人がいなかったので私の意識が変わったのを覚えています。

上から押さえつけられる親からの言葉は、やる気をなくします。自信もなくします。
頑張らないと褒めてあげないという態度は、諦めの気持ちを生みます。
親に期待しなくなります。
何をしても喜びを感じにくくなります。
親にやる気を奮い立たせる言葉を言われても、悔しいから頑張ろうという気持ちにはなりません。ただの言葉の暴力です。
我が子だから、親の気持ちをわかってくれるだろう。
それは期待すればするほど親はイライラするでしょう。思い通りに子供が言うことを聞かず、親の言うことなのになぜきかないのかと思うでしょう。
そのたびに、子どもは自由になりたいと思うことでしょう。

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