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母の日のカーネーションは嫌でミュゲの日のスズランはOKなワケ

5月になると花屋には「母の日」の商品が並び、必然的にカーネーションの出番が多くなりますが、今年の5月1日私が探していたのはスズランです。  フランスではこの日、愛する人やお世話になっている人にスズランを贈る習慣があり、フランス語でスズランを「ミュゲ(muguet)」ということから「ミュゲの日」と言われているのだとか。

フランスの習慣に興味はないけど、スズランは好き。
母の日のカーネーションはいらないけど、もらった人に幸運をもたらす風習として、スズランをもらえるのはうれしい。
あまり大々的な商売になって欲しくはないけれど、これがきっかけで、街の花屋でスズランを見かける機会が増えるなら、それはうれしい。

というわけで、花屋を探索してみました。

この日立ち寄った花屋5軒のうち、ミュゲの日としてスズランを置いてあったのは2軒。1軒は1本600円の切り花で、もう1軒は3本1000円の鉢植えでした。これを多いととるか、少ないととるか、意見は分かれるところですが、少なくとも30年くらい前には、こんな風にスズランを売り出すことはなかったと思うので、やっぱり時代は変わっているのでしょう。
自分がもらうなら鉢植えが断然嬉しいけれど、1本を可愛らしくラッピングしても素敵なプレゼントになりそうです。

でも買わなかったの、スズラン。

なぜかというとこの日、私は、スズランが群生している素敵な場所を見つけてしまったから。それはあるお宅の玄関先。庭というより隙間を埋めるかのように無造作に咲いているスズランの群生があったのです。

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スズランは緑の葉っぱが大きくてしっかりしている中に、小さく可憐な花がコロコロ咲いているとってもかわいいお花。その姿にまず心を奪われます。そんなお花が辺り一面に咲いているのも、なんて贅沢な光景でしょう!
人様のお家の前ですが、しばし佇んでしまいました。
いいなぁ、スズラン。私も育ててみたくなりました。

調べてみると、植えっぱなしでも大丈夫そう。
庭は無理でも鉢植えで楽しんでみようかな。

もらった人に幸運をもたらすといわれるスズランの花。

私も確かにいただいた気がします!

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