あなたは○○○色のイメージ
6月になり、街のあちこちで紫陽花の花を見かけるようになりました。この花を見ると思い出すのは「あなたは○○○色のイメージね」と言われたこと。
一番最初は小学生の頃だったかな。自分ではピンとこなかったけど、その後、中学、高校、大学で何度か同じことを言われて、少しだけ意識するようになりました。
それは「紫陽花色」という表現で、淡い青から紫までの、幅広く微妙なグラデーション。
そういえば、誕生日のプレゼントもブルー系が多かったし、間違ってもピンクを選んでくれる人はいなくて、誰かがピンク色のかわいい小物をもらっているのを見ると、うらやましかったりしたんだよね。
それに紫陽花の花言葉は「移り気」「浮気」。あまりいいイメージが持てなくて、花そのものが好きじゃないと思ったこともありました。
それにしでも、人が人をイメージする色って、いったいどの部分で感じているのでしょう。
試しに職場の同僚どおしで「あの人を色に例えたら何色?」って聞いてみると、だいたい似通った答えが返ってくるのも不思議。本当にその色が見えるわけではないのに、多くの人が同じ色を感じるのは、その人の持つ雰囲気や、発するエネルギーなんでしょうか。
子どもの頃は好きじゃなかった紫陽花も、今では好きな花のひとつになりました。
色が変化するのも、いいじゃない!って思えるようになったし。
ま。オトナになったということね。
いろいろなバリエーションがある中で、一番好きなのは、額紫陽花です。
丸い紫陽花よりも、姿形が断然ユニークで見ていて飽きないとこがいい。そんな額紫陽花の花言葉は「謙虚」。これは、丸い紫陽花よりも額紫陽花の方が、装飾花の数が少なく、その姿が謙虚に見えることにちなんでいるそうです。