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本が店頭に並ぶまで④


つづきです。

人生で初めて書いた企画書。

出版社に送ったのも初めてで
そんな初めてづくしの場合なら

普通は連絡が届くメールをドキドキしながら
待っているのかもしれませんが、

私は4日後には企画書を送ったことを
忘れていました。

2024年2月20日

企画書を送って6日目の朝。
いつも通りzoomでタロット講座。

講座中に固定電話の番号から
電話がかかってきました。

スマホを見ると知らない番号だったので
出ないスルー。

しばらくすると今度は
知らない携帯番号から着信。
もちろんそれも知らない番号だからスルー。

zoom越しの生徒さんに

「なんかね、今日は知らない番号ばっかり
かかってくるのよ!!」

と、私‥。

すると今度はショートメールに
メールが届きました。

一体なんなんだーー!!
と思いながら開いてみると

《○○出版に企画書をお送りくださいまして
ありがとうございます。編集長の○○です。
企画書の件でご連絡させていただきました》

と書いてあるでは有りませんか。
そこで私は思い出します。

《そうだ!私、企画書を出したんだ!!》

と。

しかし講座中だから心を落ち着かせて
講座に集中。講座が終わってから電話を
かけ直しました。


《編集長》という立場の人は
とても厳しくて鋭いツッコミがある!
そんなイメージだから

何て言われるかな?

とドキドキしていたら、電話越しの編集長は
想像とは違いとても温厚でしかも優しくて
私の話を聞いては

『実におもしろい!!!』

と何度も言った後すぐに

『本、出しましょう!』

とその電話で出版がすぐに決まりました。

《こんな簡単に出版って決まるんだ!
いや、騙されてないかな‥?》

全てが初めてだから
私はそう思ったのでした。


つづく

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