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【導入事例「運転の卒業後もお困りごとをお手伝いできる会社に」|株式会社興和クリエイト(長野県/自動車関連サービス)
はじめに
「まごころサポート」の導入により、地域貢献で本業ビジネスをアップデートさせていく企業に、背景をお伺いするインタビューシリーズ。今回は「全社員の物心両面の幸福を追求すると共に地域社会および車社会に貢献する。」という理念で、長野県にて自動車関連サービス事業を54年間運営されている老舗の地域密着大企業「株式会社興和クリエイト」様。
代表取締役 会長 飯田 兼光 様にインタビューさせていただきました。
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株式会社興和クリエイト 代表取締役会長 飯田様
1 興和自動車グループとして感じていた課題
ー どのような事業を展開されているのでしょうか?
長野県の諏訪エリアを中心に自動車販売、板金塗装、車検や保険など自動車に関わるお困りごとを解決する事業を行っています。興和自動車グループは昭和40年に兄弟が自宅軒先で修理工場を創業し、以来54年間、地域のみなさまとの結びつきを深めながら、自動車を通じ「安心・安全の確保、負担軽減、お困りごとの解決」をお手伝いする企業として一意専心して参りました。
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興和自動車グループホームページより
諏訪地域で自動車のことならKOWAにお任せ!
ー 新規事業を探していたのはどのような理由でしたか?
創業54年も経つと年配のお客様が増えてきました。高齢になり「免許返納」される方も増えており、お客様がドンドンと減少していく状況に陥っていました。しかし、長野県はまだまだ自動車社会です。お買い物など何をするにも車を運転して移動する必要があります。「免許返納をされた方は、これから先どのようにして生活していくのだろうか?」とふと考えることがありました。
自動車整備事業は地域のインフラとして欠かせない存在で、自動車で困ったことがあれば何でもお手伝いをして地域を支えて参りました。しかし、自動車運転を卒業されたら、以降のお困りごとは誰がお手伝いしてくれるのでしょうか。「私たちは自動車運転卒業後のお困りごともお手伝い出来る会社になるべきだ」と考え、お客様の生涯に渡り貢献できるビジネスモデルを検討し始めました。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50659042/picture_pc_1439417c1cd190a16b42bc1d5dc31a40.jpeg?width=1200)
興和自動車グループホームページより 創業当時の写真
2 「まごころサポート」の導入を決定された理由
ー フランチャイズは色々と検討されたのでしょうか?
他のフランチャイズ(FC)や仕組みは検討していませんでした。地域貢献できるビジネスモデルを検討しようと決め、知人に話したところ「まごころサポートというフランチャイズがあるが、ピッタリではないか?」と紹介され資料を問い合わせました。MIKAWAYA21営業スタッフの方とWeb面談を重ねて事業理解を深めていき、役員会でFC加盟を決裁しました。
ー 「まごころサポート」を選ばれた決め手は何だったのでしょうか?
最初は自分たちで同じようなサービスを事業化していくつもりでしたが、高齢者マーケットや御用聞きビジネスのノウハウがありませんでした。また地域内にも行政が運営するシルバー人材サービスなどもあり、どのように推進していくべきか悩みました。
まごころサポートは長年の実績に基づいたノウハウがシステム化されているので、そこに我々も乗っかった方が良いのではないかと考えました。
また、「マゴコロボタン」というシニア向けIoTを活用したユニークな仕組みがあったのも決め手の一つです。シニア向けのサービスだからといってアナログな仕組みだけではなく、アナログを大切にしながらデジタルと融合させていくことでシニアの生活を支える考え方がユニークで、他にはないビジネスモデルだと感じました。
また、まごころサポート事業を開始することに対する社内の反応も良かったのも決め手となりました。免許返納されたお客様がいらっしゃると、毎回私からお一人ずつにお手紙を書いているんです。ある時社内で「免許返納されたお客様へお手紙以外にしてあげられること」というテーマでアイデアを募ったところ「マゴコロボタンをプレゼントしてあげたらいいじゃないですか!」と多くのスタッフから回答がありました。事業説明は社内で1度だけ勉強会を開いたのですが、多くのスタッフに理解してもらい前向きに捉えてもらえているのが嬉しかったです。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50659272/picture_pc_913f2832dadf643d05fe2e8a12590a44.jpeg?width=1200)
Wi-Fi不要。100歳でも使えるIoTデバイス「マゴコロボタン」
3 今後の展望
ー 地域にとってどんな存在を目指されたいですか?
超高齢社会における社会課題はこれからさらに増えてくると思います。私たちの地域も例外ではなく、興和自動車グループが地域の社会課題解決を担える存在になりたいと思っています。
その為には地域から必要とされるサービスを提供できる企業になる必要があります。私たちはまごころサポートを通じ地域のより詳しい情報を得て、新規事業開発にも繋げていきたいと考えています。
地域が必要としていることを知るためには「顔の見える顧客」を持たなければなりません。創業当時はまさにお客様と「顔の見える」関係性でしたが、会社が大きくなるにつれてそうでない顧客も増えていきました。「マッハ車検」という45分で出来る車検が当社の人気サービスで、多くのお客様にご利用いただいていますが、お客様とのコミュニケーションの時間が取りづらくなっています。まごころサポートはお客様と興和自動車を再度繋ぐことができるカギになると期待しており、私たちが達成したいビジョンに欠かせない事業だと思っております。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50659384/picture_pc_7a30dc56b86200c2bf8b45a9b1246d76.jpg?width=1200)
実務責任者の金澤さん(左)と飯田会長(右)
飯田会長、金澤さん、お忙しい中ありがとうございました!
編集後記
日本国内の自家用乗用車の普及台数は一世帯あたり1.043台と言われています。地域によっては大切な生活の足としてインフラとして利用されておりそのインフラを支える存在として自動車整備業があります。しかし人口減少、地域の高齢化、若者の車離れなど今まで必要とされていた自動車整備業を必要としない人が増えていることも事実です。
興和クリエイトの飯田様は「地域のインフラを支えてきた自分たちだからこそ、自動車以外のお困りごともワンストップで解決できる企業になるべきだ!」とおっしゃられました。自動車の需要は減りますが、高齢化の需要は急激に伸びています。どんな事業であれ「地域(顧客)に必要とされることをする」のがビジネスの大原則なのだと改めて実感しました。
執筆担当:花家(はないえ)|MIKAWAYA21株式会社
【資料ダウンロード】地域貢献がビジネスになるFC
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「まごころサポート」事業は全国175社※の地域密着企業が加盟する、ソーシャルフランチャイズ事業です。(※2022.10月時点)
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